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Pottal(ポッタル)と申します。これは学生目線でガジェット(主にASUS)レビューするブログです。更新頻度は低いです。

Xperia1を「Xperia™新製品タッチ&トライ」ブロガーミーティング」で体験してきました! 〜ROG PhoneユーザーからみたXperia1の感想〜

Xperia1の先行レビュー!と、いうことで所持ASUSスマホは8台、メインスマホがROG PhoneというバリバリのASUSスマホユーザーであるPottalがXperia1を指紋でベタベタになるまで愛でたり、開発者の方々に直接お話しを伺うことで分かったことや思ったことを書き連ねる記事です。

イベント自体の感想についてはこちらをご覧ください。(現在工事中)

5月16日に行われたイベントではdocomo版のXperia1とXperiaAceの開発機を貸していただけました。ハンズオンはわずか2時間しかなく、比喩なしであっという間に終わってしまい、まだ試したいこと聞きたいことはいっぱいあったのに!という感じでした。
あくまで開発機であり製品版ではないということ、満足するまで触れていないので、もしかしたら間違ったことを書いてしまうかもしれません。

また、この2時間の大半を開発者さんとのお話に充てたので、写真がほとんどございません。ご了承ください。

まあ、コールドモックは発表直後だというのに、すでに家電量販店に置かれていましたし、店員さんに言えば実機を持ってきてくれる店舗もあったので、わざわざ貴重な、それこそまたとない開発者さんとのお話の時間を削ってまですることではないかなぁと。

 

 

目次

 

 (2019年5月20日8時20分追記:目次の使い方を覚えたので目次を追加しました)

 

Xperia1とは

こんな小さいブログにまで目を通してくださる方にとっては今更な話かもしれませんが、最初にXperia1についてさらっとスペック確認をしたいと思います。例によってフォーマットがASUSっぽいのはご愛嬌ということで…

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 注目すべきはやはりトリプルカメラでしょうか。それとも前代未聞の21:9というシネマワイドでしょうか。いやいや、有機4KディスプレイというSONYの意地でしょうという声もあると思います。もしくは狂気の瞳AF…あれこそSONYの本気だ…などなど。
いやぁ、全部でした。全部すごかった。正直な話、参加するまでは「カタログスペックでしょ?いつものXperia。使ってみるとそうでもない」と思ってましたし、だからこそ今までXperiaを買ったことがなかったのですが、今回は違いました。これはホントに本気だと。
その本気なXperia1、本気で感想をぶつけてみたいと思います。この様に舞い上がっていますが、提灯記事ではなく素直に思ったことを書き綴ります!いや、でもホント時間無かったのが辛い!あと5時間くらいあればもっと濃いレビューが書けたのに!!

 

Xperia外観等レビュー:伝統の紫は本気の証。そして前代未聞ののっぽ感、でも持ちやすい

いきなりカラーについて触れてますけど、やっぱりファーストインプレッションとしては、縦長!これは万国共通じゃないでしょうか。21:9シネマワイドディスプレイの感想については後でいっぱい書きますが、意外に持ちやすいのでびっくりしました。シュッとしており、スンとした感じ(ボキャブラリー)です。

カラーについて: 祝!紫復活!

そしてカラーですが、ホワイト、ブラック、グレーとパープルです。ここにRosso(赤)があれば、なお嬉しいのですが…
各カラーの感想ですが、
ホワイトはまあ白だなぁと。ちょっとテカテカしてますが代わりに指紋も目立ちにくいので裸運用(ケース等を付けずに素のデザインを楽しむ使い方)には良いかもしれません。
逆にブラックは指紋がかなり目立ちます。ガラス素材の宿命ですね。
グレーは地味と思いきや、落ち着いていていい感じで、指紋もそこそこ目立ちにくいので一番無難かもしれません。何というか、光る泥団子というか、結構ほれぼれする色合いでした。
また、後述のパープルが歴史を振り返るというものに対しグレーは新しい提案という意味合いがあるとのお話がありました。
パープル。いやぁ、紫。グラデーションカラーではありませんが、見る角度によって結構表情を変えてくれるので見てて飽きないですね。惚れ惚れしてしまいます。また、トレンドであるグラデーションカラーを採用しなかったのは、21:9の縦長サイズ感を第一に押し出したかったから(間違っていたらすいません)と聞きました。

 

前面について:さらば極太ベゼル、時代に即したデザインに

前面はかなりベゼルレス、でも完全ベゼルレスではなく、そうそうこういうのでいいんだよって感じです。
21:9の細長いサイズにでっぷりとしたベゼルがあったらおいおいって感じですが、このくらいのベゼルであれば気にならない、むしろ百点満点です。
下手にベゼルレス(笑)気取ってノッチ付けたりパンチホールとかじゃあ失笑もんですよ。その点、今回のXperiaはよくやってくれました。
私のメインスマホであるROG Phoneと比較してみてもベゼルが細くなっていますが、これはROG Phoneがベゼル部にリッチなスピーカーを置いているのと、横(ランドスケープ)持ちした時に手で画面が隠れないようにという配慮でしょう。逆に、スピーカーにも力を入れているはずのXperiaがなぜ、ROG Phoneのようなデュアルフロントスピーカーを採用しないのか気になりますが、お話を伺ったところ、ベゼルとの兼ね合いだったようです。もちろん、スピーカーを置こうと思えば置けたが、ベゼル周りをスッキリさせたかったというのと、サイドでも十分な音響効果を得られたためとのことでした。
実際、デュアルフロントスピーカーでなくても、ちゃんと違和感なく聴けました。ROG Phoneのゲーマーファーストな設計思想とXperia1の設計思想は異なるという話で、どちらが良い悪いという話ではないと思います。

 

背面について:盛り上がってるトリプルカメラ

Xperia初のトリプルカメラ、盛り上がっています。いい意味でも悪い意味でも気分的にも物理的にも。カメラの厚みがあるので、机に置く時にちょっと気になってしまいます。まあ、カメラが出っ張ってるスマホは多いですし、XperiaXZ2のランチパック具合に比べたらこれにガタガタ言うのはナンセンスと言えそうです。まぁ、個人的にはカメラの厚み分、端末も分厚くしてバッテリー容量を増やすなりQi(ワイヤレス充電)に対応するなりして背面を完全フラットにして欲しかったというのが正直なところですが、これについてもお話を伺ったところ、今回はとにかく8.2mmに抑えるという熱い想いが社内にありこういう形になったとのことでした。もちろん、Qiやバッテリー増量の要望は把握しているので今後も非搭載という訳ではなさそうです。
カメラの詳細に関しては後述しますが、レーザーAFセンサは廃止されデュアルフォトダイオードのイメージセンサによるAFが採用されました。その分、背面はスッキリしフラッシュとRGBC-IRセンサーだけになりました。ああ、あとマークとSONY及びXperiaのロゴ、そしてdocomoモデルにはキャリアロゴがありますが、キャリアロゴがありますが、まあそんなところですね。
あと地味にこだわっていると感じたのが、曲げガラスの使い方です。せっかくの曲げガラスをほぼフラットに使っており、フチのところだけ曲げることで持ちやすさを向上させているそうです。

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写真は家電量販店のコールドモック。

以前のXperiaの角張り具合、あるいはXZ2やXZ3のランチパック具合とも違う、極めて自然で、そして時代に即したデザインとなっています。

側面について:指紋センサはサイドに復活、ただし電源ボタンとは分離

右側面はわりかしこちゃごちゃしてます。Xperiaを使ったことがない(会場でも指紋センサを特に試す機会が無かった)ので使い勝手に関しては分かりませんが、指紋センサが右側面に戻ってきてくれたのは、これぞXperiaという感じで良いと思います。ただし、以前は電源ボタンと一体化していたはずの指紋センサが何故か別々になってしまいました。
この疑問をぶつけてみたところ、様々なリージョンで出すうえで分けて欲しいとの声があったというのと、一体化により厚みが出てしまうため電源と指紋センサーを分けるに至ったそうです。
逆にXperiaAceに関しては日本専売のため今まで通り一体化させているそうです。実際、Xperia1とAceの指紋センサーを比べてみると厚みが全然違いました。

電源ボタンと指紋センサを分けることで使い勝手に影響が出るのでは?と思ったのですが、画面オフ(ロック状態)の時に電源ボタンではなく指紋センサに触れることでスリープ解除が出来るので、分離したことによる使い勝手の低下などはなさそうです。また、Xperia1の指紋センサーはかなり細くなっていますが、これによる精度の低下などは無いそうです。

カメラキーも初体験だったのですが、正直、片手でボタンを押し込むときにブレてしまうので押し込み式ではなくタッチ式にすれば、もっと言えば別に指紋センサをそれに充てれば…と思いました。もちろん、普通のカメラにように両手で持ってがっちり構えればブレることなくシャッターを切れますが、私としてはあまりカメラキーのメリットを感じることができませんでした。もちろん、撮るときの楽しさみたいなのはあった方がありますが、それよりかこのカメラキーをシャッター以外にカスタマイズしたいなぁ、みたいなのが勝ってしまいました。写真を撮るときに限って言えば、例えばこのカメラキーを長押ししながらディスプレイをスライドするとISOやシャッタースピードを変更したりとか、カメラ使用時以外では例えば、Googleアシスタントの呼び出しなどのショートカットキーとして使えたらなぁと。
これに関しては特に対応予定はなく、カメラキーはカメラキーのままみたいです。ただ、電源ボタンの2回押しでGoogleアシスタントの起動もしくはカメラの起動が出来るそうです。対応するショートカットが少な過ぎる上、カメラキーと役割が被っているので実質Googleアシスタント呼び出し専用ですね。
とにかく右側面にはボリューム、指紋、電源、カメラキーが並んでいます。従来の筐体サイズだと、うへぇ…となりますが、縦長なXperia1だとごちゃっとしてるなぁと思うくらいで特に持ちにくくもならないので悪くはないかなぁと。
下側面はTypeCポートとマイク、スピーカーです。このスピーカーが下ベゼル部にあればなぁ。TypeCポートはUSB3.1なので高速転送が可能なほか、USB PD3.0による最大10W(5V2A)での急速充電が可能。また、24bit/192KHzのハイレゾ出力も可能です。い、イヤフォンジャック…
ちなみに、日本発売中/発売予定のあるであろう最新ハイエンドスマートフォン(Snapdragon855搭載スマホ)では、イヤフォンジャックを搭載してるのは(おそらく)GalaxyS10シリーズとZenFone6シリーズのみなので、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれませんが、Walkman等を手掛けるSONYスマホなので、多少無理してでもイヤフォンジャックを搭載してほしかったです。

カメラは最後の追い込み中!

実機レビューの前に軽くおさらいです。今回、Xperia1では初のトリプルカメラを採用しており、35mm換算で焦点距離26mm、F1.6の標準(メイン)/52mmでF2.4の望遠/16mmで同じくF2.4の超広角レンズという構成です。ちなみにイメージセンサの詳細は非公開ですが、メインカメラは1220万画素のデュアルフォトダイオードセンサーのため実質その倍の2400万画素となっている(らしい)です。また、これにより今までのレーザーAFからデュアルPDによる位相差AFとなり、カメラ回りが1つスッキリしました。

 



話を元に戻しますが、Xperiaのメインカメラ(ここでは、標記の都合上標準レンズを搭載したカメラをメインカメラ、超広角レンズのカメラを超広角カメラ、望遠レンズのカメラを望遠カメラと標記していますが、一応、この3つのカメラを総称してメインカメラと呼んでいるそうです。ただ、実際にメインとして想定しているのは標準カメラと望遠カメラで、単にフロントカメラの対比としてリアカメラをメインカメラと呼んでいるそうです。繰り返しになりますが、ここでは分かりやすさ重視のため標準レンズのカメラのみをメインカメラとして呼びます)は1200万画素のデュアルフォトダイオードセンサーを搭載した1/2.6インチのメモリ積層型イメージセンサを採用しています。また、ピクセルピッチは1.4μmとXperiaXZ3(1.12μm)と比較すると大きくなっています。レンズの方もF1.6と非常に明るくなっており、これにさらに画像処理エンジンを刷新することで暗所にかなり強くなっています。

 

また、カメラの設計を1から見直した結果、Xperia史上初のOIS(光学式手振れ補正)を搭載し手振れにも強くなりました。

続いて望遠カメラについてですが、(同時期に発表されたXperia10Plusも含め)Xperia初の望遠カメラということで、ファン待望のものなのではないでしょうか。
望遠カメラのイメージセンサの詳細は同じく非公開ですが、1220万画素でレンズがフルサイズ換算52mmでF2.4となっています。こちらもOIS(光学式手振れ補正)が付いています。望遠だと手振れが気になるのでOISとEISの両方でしっかり手振れ補正してくれるのは嬉しいですね。

最後に超広角カメラですが、こちらはフルサイズ換算16mmでF2.4のレンズを搭載しています、イメージセンサは同じく非公開です。また、超広角カメラにはOISは非搭載となっています。

さて、長々と「軽くおさらい」してしまいましたが、次からいよいよカメラを使って見ての感想をお伝えしたいと思います。ただ、残念ながらまだ開発機で、最後の追い込み真っ最中のため、撮影データの転送やアップロードは出来ないと聞いていたため、今回のハンズオンではカメラ周りのUIを試したりオートフォーカスのかかり具合を中心に見ています。

とりあえず、私のメインスマホASUSのROG Phoneということもあり、今回はROG Phoneと比較してみたいと思います。

 

ROG PhoneとAF対決!

ということでXperia1とROG PhoneでAF性能を比較してみました。
ROG PhoneのメインカメラにはSONYのIMX363を採用しておりデュアルピクセルAFによる0.03秒AFが可能です。

さて、肝心のAF性能ですが、正直なところAF速度に関しては特に違いが見られなかったです。ただ、ROG Phoneだと暗所や一部被写体(特に反射が強いもの)にピントが合わなかったりするのですがXperia1はROG Phoneよりピントが合いやすい気がしました。
また、コンティニュアスAF(被写体を追従してフォーカスし続ける)機能に関しては、Xperia1に軍配が上がりました。特に、人というか瞳に関しては世界初の瞳AF搭載のXperia1だけあって圧倒的でした。スマホに瞳AFなんて必要か?と思っていましたが、使ってみると実用性はともかく楽しかったです。

 

メインカメラ比較は…すいません!無理でした!

カメラの作例について気になっている方も多いかと思います。ただ、先述の通り、残念ながらカメラについては最後の追い込み中ということでXperia1で撮った写真を持ち出すことが叶わず、あくまで言葉で伝えることしかできません。

また、ハンズオン時に実機で撮った写真は持ち帰れず、代わりにサンプルを渡して貰えると聞いていたので、カメラ周りはきっぱり諦めて、開発者さんに濃いお話を伺おうと割り切りました。いや、まさか個別対応してくれていたとは…それを知ったのはタッチアンドトライが終わった後で、今更写真を撮る時間も無く…

一応、作例としてお土産にもらったサンプルの写真をアップしたいと思います。多分、参加された方は同じデータを貰ってると思います。

 

https://pottal-motty.tumblr.com/post/184961932417/xperia1%E3%81%AEhdr%E6%92%AE%E5%BD%B1-%E3%81%93%E3%81%AE%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%81%AF5%E6%9C%8816%E6%97%A5%E6%9C%A8%E9%96%8B%E5%82%ACxperia

pottal-motty.tumblr.com

https://pottal-motty.tumblr.com/post/184962003082/xperia1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E6%AF%94%E8%BC%83%E8%B6%85%E5%BA%83%E8%A7%92%E6%A8%99%E6%BA%96%E6%9C%9B%E9%81%A0

pottal-motty.tumblr.com

 

前代未聞21:9シネマワイドディスプレイ

Xperia1の最大の特徴と言ってもいいこの縦長なディスプレイ。当初の予想よりも使いやすく、触れれば触れるほど「どうしてもっと早く21:9にならなかった?」と思うほどです。縦スクロールが主流で、しかもスマートフォンの画面比率も従来の16:9から18:9への縦長化が進む中、この21:9というのは当然の帰結なのではないかと思います。これ以上、横への拡張は人の手のひらが対応出来ませんし、これ以上縦長なのは流石に使いにくいような気がするので、折り畳んでいない状態ではこれが終着点なのではないでしょうか。21:9のシネマワイドディスプレイというこの境地にいち早くたどり着いたのが、デザインに関しては保守的(に思える)SONYだというのが驚きと、映画や映像制作機械を手掛けるSONYだからこそという納得もあり面白いなぁと思いました。

ということで、21:9の縦長画面は思ってた以上に使いやすかったという話でした。

さて、この21:9画面ですが、スクロール回数を減らすだけでなくその広さ故に画面分割でも役立ちます。

ただ、この画面分割には残念だった点が2つあり、1つはこの画面分割を呼び出す際に使う「サイドセンス」機能がすごくセンスを必要とするジェスチャー操作だったという点です。 

 

 

その一方でXperiaAceではガイド線みたいなのがあるおかげで結構使いやすかったです。Xperia1はXperiaAceよりも縦長なので、画面分割の使用頻度が高いはずですし、何よりサイドセンスを使っての画面分割を推しているのだから、製品版までにはしっかり煮詰めて、サイドセンスにアプローチしやすくなって欲しいです。

 

さて、もう1つ残念だったのが、画面分割がただの画面分割だったという点です。

 

この画面分割機能は画面を分割表示しているだけであって、Android標準のマルチウィンドウ機能に過ぎず、「2つのアプリを同時に動かすことが出来ない」のです。

例えば、分割された画面の片方でゲームをし、もう片方でTwitterのタイムラインをスクロールするということが出来ないのです。ゲームをアクティブにしている時はTLは固まってしまいますし、逆にTwitterをアクティブにしている時はゲームの表示が固まってしまうのです。両立できるのはPIP(ピクチャインピクチャ)に対応した一部動画サービスくらいでしょう。

 

日頃、ROG Phoneとその拡張パーツであるTwinViewDockを使って2つのアプリを同時操作している人間からすると、これはちょっと、いやかなり残念です。RAMが6GBとは言え出来ないことはないでしょう。せっかく画面分割機能を推しているのだから、もう少し突き詰めて欲しかったです。

想像してみてください。いつまでも16:9の画面比率にしか対応しないゲームが21:9のディスプレイで黒帯表示される間抜けさを。この悲しみを埋めるために画面分割機能を使い、横に16:9、縦にも16:9の何かを表示して画面を埋めたいところですが、16:9にしか対応しないアプリは大抵画面分割に非対応なアプリです。よしんば対応していたとしても、Android標準のマルチウィンド機能では片方のアプリを動かしている時、もう片方は止まってしまうので、例えば必殺技演出の間やオートモード周回をしているときにTwitterの閲覧をした場合、いつまで経ってもゲームが進まないのです。分割表示されたTwitterをタップした瞬間、ゲームは止まってしまうのです。こんな悲しいこと、ありますか。

自分にとってXperia1の一番…いや、二番目にがっかりなところはそこです。(ちなみに一番は64GBストレージです)

ここは是非ともソフトウェアアップデートで対応して欲しいところです。ROG Phoneのような真の画面分割機能であれば、アプリによって対応非対応がなく基本的にどのアプリでも使えるので、何卒アップデート対応の程よろしくお願いします。というか、Android標準のただのマルチウィンド機能じゃ非対応のアプリは非対応なのでせっかくの21:9ディスプレイが宝の持ち腐れになってしまいますので、本当に根本から仕組みを見直して欲しいです。

 そしてFate/Grand Orderくんは早く、一刻も早く21:9…せめて18:9にちゃんと対応しなさい青帯表示じゃなく。SONYスマホで快適にプレイさせようという気概はないのかね!?

 

世界初! 4K/HDR有機ELスマホ

Xperiaだなぁ…Xperiaの意地だなぁ…なんとしてでも4K有機EL搭載をした世界初のスマートフォンと冠したかったのでしょうか。このディスプレイの供給元は聞きそびれましたが、おそらくSamsungでしょう。スマートフォン用の4K有機ELディスプレイを供給出来るSamsungもそうですが、それをきっちりチューニングし10bitカラー相当の高い階調表現(実際には8bitのものをX1 for mobileにより2bit分補い変換処理を行うことで10bit相当)に仕上げたSONYと、両者のこの高い技術あってこその代物と言えます。

聞くところによると液晶よりも有機ELの方が色の制御が難しいとのことなので、それをプロ仕様にまでチューニングし、同社のBRAVIAや何百万とするプロ用モニターと比較までしてしまうSONYの意地というか狂気を感じました。

 

なお、先程から4K、4Kと繰り返していますが、正確には4K(3840x2160)ではなく(3840x1644)なので4K相当、言うなれば4K-とでも言うべき解像度となっています。まあ、これは21:9という細長さに合わせて短い方を削ったためでしょう。ピクセルサイズに限界があるため仕方がないことだと思います。

 

まあ、4Kだろうが4Kマイナスだろうが、スマホサイズではよく分かりません。スペックシートとにらめっこしながらでも書ける御託はここまでにして、実際にXperia1の4K有機ELディスプレイを見てみた感想をお伝えしたいと思います。

 

4K有機EL、やばかった

やべぇ、やばかったです。

私の持ってるROG Phone、これを初めての見たときも画面の綺麗さに驚き、当時のメインスマホであったZenFoneARと見比べ「これが同じ有機ELなのか」と笑ったのですが、全く同じ現象が起こっています。これが本当に同じ有機ELなのでしょうか。もちろん解像度は異なりますが、それより圧倒的なのがこの没入感!発色!これは素晴らしいです。己のボキャブラリーの低さが恨めしくなりますね。ああ、比較写真撮っておけば良かった!というのと、比べなければこんな悲しみを背負うことは無かったのに…買う予定の無い人は直視しない方がいいです。薄目でぼんやり見ないと物欲に飲まれてしまいますね。素数を数えて落ち着くことにします…1…!ダメだ1と聞くとXperia1が脳裏に!そもそも1は素数じゃないけど!

 

Xperia1、ゲーム性能は如何に。

 

Xperia1は従来モデルに比べてゲーミング性能にも力を入れています。

21:9のワイドディスプレイによるFPSゲームでの視野の広さや、HDRディスプレイによってコントラストを上げ暗いフィールドでも敵が見つけやすくなった他、RAMを4GBから6GBへ増やしたこと、あるいは単純にSoCを最新のSnapdragon855を搭載したというのもアピールポイントではありますが、ハードウェア性能だけでなく「ゲームエンハンサー」によるソフトウェアでの強化が一番のアピールポイントではないでしょうか。

 

ゲームエンハンサーはXperia1をゲーム向きスマートフォンに変えた

ゲームエンハンサー機能とは、文字通りゲーム体験をenhance(増大、向上)させるもので、画面録画や配信機能、通知の無効化、バックグラウンドアプリの停止など、ゲームをプレイする上で嬉しい機能の詰め合わせです。同様の機能はASUSスマートフォン(Game Genie機能)やSamsungスマートフォンにも搭載されている他、ゲーミングスマートフォンにも搭載されています。ゲーム体験に力を入れたというのなら最低限搭載して欲しい機能と言いたいですね。

さて、このXperia1に搭載されたゲームエンハンサー機能ですが、使い勝手のほどは一体どれほどのものなのでしょうか。Xperiaは古くから同種の機能を搭載してきたSamsungASUSの後塵を拝する形となった訳ですから、当然そこら辺の研究はしているはずですし、また後追いとしてハードルは上がってしまいます。ゲーミングスマートフォンと比べるのは酷かもしれませんが、今回はROG PhoneとXperia1のゲームエンハンサー機能を比較したいと思います。

 

「検索機能」はゲーム画面の横で攻略情報などをウェブ検索できる機能です。ROG Phoneでも同様の機能が搭載されており、「YouTube」「Web」タブでそれぞれ検索(攻略動画、攻略記事)が可能です。また、ROGPhoneの場合はこれにさらに「お気に入り」タブがあり、ブックマークしたサイトをすぐに表示することが可能です。

 

 「Focus setting」はメモリ解放、通知の非表示、ナビゲーションバーのロック、サイドセンスの無効化、明るさの自動調節の無効化と言った、とにかくゲームに集中させてくれる機能ですね。サイドセンスの無効化以外はROG Phoneにも搭載されています。また、この設定はゲームごとに保存が可能なので、例えばFPSゲームでは、画面照度が自動で変わらないように設定し、ナビゲーションバーやサイドセンスもロックし誤作動を防ぐ設定に、音ゲーでは、通知が大敵なので通知を無効化したりというのを、一度設定してしまえばそのゲームを起動したときに自動でその設定を適応してくれます。これもROG Phoneに搭載されています。

 

「画面録画」に関しては特に解説する必要もないかと思います。iPhoneで言う「画面収録」機能です。録画中であることを示すアイコンがあるので、録画された動画を観たら、「あっ、これXperia1だ」と分かるようにはなっています。また、インカメでプレイしている自分の顔も撮影することが可能です。これもROG Phoneに搭載されていますが、ROG Phoneのとは違い、画面録画中に録画アイコンを操作することで、録画を継続しつつ任意のタイミングで自分の顔を入れたり消したりすることが可能です。また、マイクに関しても同様で普段は内部音源のみを録音しつつ、任意のタイミングでマイクをオンにし解説を入れることが可能です。

(2019年5月18日20時10分追記:ROG Phoneでもインカメによる顔出しのオンオフを録画中に切り替えることが可能でした)

録画しつつこの様な操作を行えるのはROG Phoneにはない機能ですし、ユーザーとしてもいちいち一旦録画を止めて設定し直す必要がないので非常に嬉しいですね。

と、まあこんな感じです。Xperia1のゲームエンハンサーにあってROG Phoneに無かった機能と言えばサイドセンスの無効化くらいですね。これに関してはそもそもROG Phoneにサイドセンス機能がないので当然です。逆に、ROG Phoneにあってゲームエンハンサーにない機能がAirTriggerの設定、マクロ機能、FPSやCPU使用率、温度などを画面上に表示する「リアルタイム機能」です。AirTriggerは搭載していないので当然ですが、マクロ機能非搭載というのはSONYだからでしょうか。他にも、フレームレー40FPSにし消費電力を抑えゲームを長くプレイできるようにする機能もありました。

とりあえず、ゲームエンハンサーの紹介は以上となります。

 

もちろん、発熱対策も

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グラファイトシートによる発熱対策


ゲームにも力を入れていると聞いて、思わず疑問に思ったのが発熱対策です。ゲーミングスマートフォンの世界ではヴェイパーチャンバー(蒸気)や液冷、空冷ファンを用いて徹底的に熱対策をしています。しかし、見るところXperia1にはそのようなものは見られず、あるのはカーボンシートのみ。おいおい、と、こんなんで大丈夫か?そう思い開発者さんに疑問をぶつけてみたところ、これにも21:9ディスプレイが関係していました。曰く、従来機に比べて面積が広くなったので放熱がしやすくなり、その上で一番の発熱源であるカメラとSoCがある上部にグラファイトシートを設置することで十分な冷却効果が得られたそうです。また、Xperia1を開発する上で8.2mmに厚さを抑えようという強いがあり、他の機構は採用しなかったそうです。

もちろん、Z4やZ5の悪夢は忘れておらず、その上でグラファイトシートをのみの搭載ということで安心しても良さそうです。

 

オーディオについて

会場は騒がしかったこともありちゃんと試せてはいませんが、SONYなのでオーディオにも力を入れています。今回、オーディオとしての目玉はDolby Atmos®への対応なのですが、ぶっちゃけた話、対応そのものはそこまで難しくないためXperia1はその先を目指し、ソニー・ピクチャーズエンターテイメント(だったと思います)とも連携し、ただのDolby Atmos®対応ではなく、唯一無二の境地に至ったそうです。

会場には有線接続されたヘッドフォン(WH-1000XM3)があり、デモ映像もDolby Atmos®が出来るようになっていたので試してみたのですが、全然違います。映画館でした。ただイコライザとかを弄ってそれっぽくしてるのではなく、映画館に行けました。これ、すごい。ヘリコプターの旋回がほんとに後ろから聞こえる。画面も映画館見たいだし音も映画館みたいだし映画館だこれ。

しかもこのDolby Atmos®ですが、ワイヤレスでも体験できる他、Xperia1の内蔵スピーカーでも体験できるそうです。繰り返しになりますが、会場が騒がしかったのでちゃんと聴けたわけではないですが、スピーカーがフロントではなく下側面についているのにも関わらず、ちゃんと正面から、さらに言えば画面で話している人の方から聞こえました。すごいなぁ。

 

その他:スペックや開発者様との一問一答

 

Q.なぜ今回Wi-Fi6(11ax)には対応させなかったのか

A.現在のWi-Fi6の普及状況を見ての判断

確かにWi-Fi6はまだ全然普及しておらず、GalaxyS10シリーズですら日本版ではWi-Fi6未対応となっていました。そのため時期尚早であるという判断は分からないでもありませんが、その一方でWi-Fi6対応ルーターは出始めているので、次のモデルでは対応し積極的にWi-Fi6を盛り上げてもらいたいところです。

 

Q.ストレージはUFS3.0?

A.詳細は今お答えすることが出来ないが、UFSではあります。

 

UFS3.0だと嬉しいですが、どうなのでしょうか。早く詳細が知りたいところであります。

 

Q.HDR対応とあるが具体的には?

A.HDR10には対応、HDR10+には非対応

 

Q.ROG Phoneではゲーム中の着信を拒否することが出来るが、Xperia1のゲームエンハンサーでは今後着信拒否に対応する予定はある?

A.検討はしているものの、ゲームに集中したいとは言え着信が取れないのはスマートフォンとしてどうかと思うので、おそらく搭載はされない

 

まあ、当然と言えば当然ですね。キャリアとの兼ね合いもあるでしょうし、着信拒否なんてぶっ飛んだことは電話機である以上、そうそう出来ないと思います。

そもそもXperia1はゲーミングスマートフォンではないので、まともでいて欲しいです。

 

Q.SONYはToF(深度)センサも開発しているはずだが、なぜ今回それを搭載し、より自然なボケを追求しなかったのか

A.今回はトリプルカメラをメインにしたかった。ボケに関しては標準レンズと望遠レンズを組み合わせることで表現が可能だったのでToFは搭載しなかった

 

うーん、これに関してはイマイチ納得していません。正直、望遠レンズを組み合わせてのポートレートって使いにくいんですよね。iPhoneやZenFoneZoomSもそうなのですが、被写体との距離をかなり離す必要がありますし画角も狭いので。

是非とも次のXperiaには自社のToFセンサを搭載し、ToFセンサとはこう使うのだ!みたいな自然なボケが美しい写真が撮れることを願っています。

 

Q.Rosso!(赤!)Xperia1Rosso!

A.今回のXperia1は1から作り直したという意味で皆様からの要望をしっかり反映させていただき、その一環として復刻を望む声の多かったパープルを復活させた。それを強くアピールするために今回はパープルだけの復活となった。が、もちろんRossoの要望も理解している(みたいな感じでした)

 

確かにパープルだけの方がメッセージ性が強いですね。XperiaXZPremiumのRossoを買うか買わないかかなり迷っていた人間としてはRossoを復活して欲しいのですが、そうなるとパープルと迷ってしまいます。

 

Q.XperiaAceはなぜ21:9ディスプレイではない?

A.XperiaAceは従来のコンパクトモデルを使用していたユーザーに対する製品なので敢えて縦長ではなくコンパクトさを優先した




最後に:Xperia1は買いか

まず言いたいのが、いままでのXperiaと、このXperia1は完全に別物であるということです。デザイン1つとっても野暮ったさが消え、時代に適応し、むしろ自らが新しいトレンドになってやるという気概さえ感じさせるものとなっています。その21:9のディスプレイを搭載した縦長なデザインは一見するとユーザーを置いてけぼりにした使いにくそうなものに見えますが、実際に使ってみると持ちやすく使いやすいものになっていて、それには様々な工夫が凝らされています。例えば、手に持った時のフィット感のためにに曲げガラスを採用しフチだけを曲げ、背面そのものはフラットにするという以前のXperiaには無かったデザインを採用したり、バッテリーの位置などを工夫し重心を調節することで手に持った時に重さを感じにくい設計になっています。また設計だけの話ではなく、その縦長なディスプレイを活かした映像体験ができる工夫だったりあるいは画面分割といった使い方の提案だったりと、しっかり筋が通っていて、今までの「新機能を詰め込めるだけ詰め込みました!ここが世界初です!ここが世界一です!だからこれは素晴らしいスマホです!」というチグハグでブレブレだったXperiaではないなぁと感じました。カメラに関しても本当に最後の最後までチューニングをしている他、Xperia初の光学式手振れ補正の搭載やトリプルカメラの搭載、RAW対応、そして世界初の瞳AFなどかつてない本気を感じます。残念ながらカメラをしっかり試すことは出来ませんでしたが、少なくとも今までのようなカタログスペックだけのカメラではなく撮っていて楽しいカメラに仕上がっていました。

ただ、それと買いかどうかはもちろん別の話です。Xperia1は10万円を超えており、おいそれと手が出せる価格のスマートフォンではありません。もちろん、それだけの価値があるスマホであることには変わりありませんが、素晴らしいスマホはXperia1だけではないのです。例えばカメラだけで言えばHuaweiのP30ProはXperia1のはるか上を行く光学10倍、最大50倍ズームが出来ますしToFセンサを使った綺麗なボケのある写真、あるいは超マクロ撮影など、その質もさることながら幅広い撮影体験の提供が可能です。HDR10+ディスプレイ搭載、Qi対応、イヤフォンジャック搭載とXperia1には無いものを持ち、かつ全体的に高いレベルで仕上がっているGalaxyS10シリーズも強力なライバルになるはずです。他にもこれから夏にかけてSIMフリーで魅力的なスマートフォンがいくつも出てくることでしょう。

 

 

繰り返しになりますが、Xperia1は10万円超えという価格に見合う価値のあるスマートフォンではありますが、その価格で他の魅力的なスマホが買えることを思うと、一度胸に手を当てて考える必要があります。しっかりと作り込まれているからこそ、「迷ったら取り敢えずこれを買え」などと雑に勧められるスマホではないのです。

何が他のスマートフォンとは違い、何が自分に刺さったのか。なぜ、自分はXperia1を選ぶのか。それをしっかり見極められる人にしかおススメできませんし、逆にXperia1はそれが刺さる人に向けた尖りまくったスマホだと思います。

Xperia1は決して万人向けのスマホではありません。だから使っていて楽しい。撮っていて録っていて楽しい。

今までのような、ただSONYだから、ただ国産だからと言った雑な理由ではこのXperia1が可哀想です。

まずは、店頭でXperia1を触ってみて、しっかりとその魅力を体感して納得してから買ってほしい、そう強く思わせる尖ったスマホです。

と、言うことでXperia1は実際に触ってみて、刺さったら買い。買って後悔させない鋭い作りなので、その価格に見合うだけの体験が出来る、そんなスマホです。明確な方向性がありそれに向けて作り込まれているからこそ、全ての人におすすめできるものではないのです。

 

これが、2時間という短い時間でしたがXperia1に触れた人間の素直な感想です。もちろん「Xperia1は超おすすめです!」と提灯記事を書くことも出来ましたが、Xperia1に込められた熱い思い、開発者さんのこだわりを聞くと、そんな気は吹き飛んでしまいます。だから正直に「万人におすすめできるスマホではない」と書きました。素晴らしくないから万人におすすめできないのではなく、素晴らしいからこそ万人におすすめできないのです。この思い、伝わって欲しいです。

AiMesh(メッシュWi-Fiネットワーク)を試してみた その3~LyraTrio編~

ASUS Japanさんの巧妙な罠にまんまとハマってしまい、AiMesh依存症になった間抜けPottal(ポッタル)です。今回はAiMeshとの生活が忘れられずつい買ってしまったLyraTrioと元から家にあったAiMesh対応ルーターRT-AC68Uを使いAiMeshを組んでみたので、LyraTrioのレビューとAiMeshのレビューをしたいと思います。

ちなみに、AiMeshの親機となるRT-AC68UをNURO光ONUがあるリビングに、LyraTrioをLANポートがある客間に設置しました。

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我が家のWi-Fi環境。主に2階をリビングのRT-AC68Uで、1階をLyraTrioでカバーしているのだがLyraに不具合があり泣く泣く無線接続で運用することとなった。

 

LyraTrio、いきなりの不具合発生。解決までのあれこれ

Lyra Trioですが、こいつには散々苦労させられました。まず、届いたのがちょうどGT-AC5300とRT-AC88Uのレビュー期間だったので、AiMeshにイーサネットバックホール(有線接続)で組み込んでみたところ、”AiMesh_5G”ではなくゲーム専用帯域である”AiMesh_Gaming” の方のWi-Fiスポットとなってしまい、しかもそれを設定で”AiMesh_5G”に変えることが出来ず…その上電波は出すけど繋がらないという最悪なことに。
その時はAiMeshのメインルーターがトライバンドという特殊性を持っているがゆえの事態だと思い諦めてインテリアにしてたのですが、レンタル期間が過ぎ、自前のRT-AC68UとこのLyraTrioだけでAiMeshを組もうとした時、地獄を見ました。

接続が頻繁に途切れてしまうのです。

正確にはROG Phone以外のスマホで、LyraTrioに繋ぐと接続が頻繁に途切れてしまい使い物にならなくなるのです。なぜROG Phoneではよくてそれ以外のスマホではダメなのか不思議でなりませんでしたし、他のスマホで運よくスピードテスト中に途切れず測定しきれた時の結果を見てみても普通に速度が出ており、非常に不可解でした。ルーターの設定を何度変えても、何度初期化し、何度AiMeshを組み直しても症状が改善しないため、匙を投げかけました。

さて、いつも通り結論から書きますとイーサネットバックホール(有線接続)」をやめれば解決しました。つまり、LANケーブルをえいやっと引っこ抜けば解決しました。
解決まで四苦八苦している様子はこちらを見て頂ければと思います。

 

 

 と、いうことでLyraシリーズで接続が不安定とお困りの方は是非ともAiMeshノードになっているLyraシリーズのLANケーブルを引っこ抜いて色を緑から水色にしてみてください。

それにしても普通、有線接続がダメで無線接続なら解決するなんて思わないじゃないですか。今まで使っていたASUSルーター(ACシリーズ)ではこんな問題は発生しなかったので、LyraTrioないしLyraシリーズ固有の不具合だと思うのですが…

 

さて、解決に至った経緯ですが、そもそもAiMeshを構成すると基本的に親機の設定しかいじることが出来ない(AiMeshノードの設定を個別に変更することが出来ず、ノードのIPアドレスを手打ちしても親機の設定画面に飛ばされる)ため、どうすることも出来ずに半ば諦めてLANケーブルを引っこ抜いたという次第であります。

LANケーブルを引っこ抜いてしばらくするとLyraTrioの色がイーサネットバックホール接続状態を示す緑色から水色に変化しました。

もちろん、緑色が正しいというか無線接続より有線接続の方が安定性もあり基本的には速度も上なので緑色(イーサネットバックホール)の状態が正しいはずなのですがこれによってなぜか接続が安定するという…
これは勝手な仮説ではありますが、この有線接続と無線接続で色が変わるというのがミソというか、有線か無線かで挙動が変わるために有線接続時に出るバグが無線では出ないということなのではないでしょうか。おそらくハードではなくソフト由来の不具合だと思いますが(というかそうでないと困りますが)今後のアップデートで解決してくれることを切に願います。

ということでLyraTrioは現在、本来の実力を発揮できないまま無線接続で運用しています。それを踏まえた上でレビューを読んでいただけると幸いです。

 

LyraTrio開封の儀

今までのASUSルーターと違い、LyraTrioの箱はすごく小さく梱包もあまりかっちりしてません。箱を上にすっと持ち上げるだけです。

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LyraTrioは箱を引っ張ればすぐに出てくる簡易的な包装。


また、付属品も本体のすぐ下に収納されており、今までのからくり箱みたいなコンパクト収納はなんだったんだ?と思ってしまうほどです。

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本体の他、CAT5eのLANケーブル、電源アダプタとケーブル、セットアップガイド、保証書が付属

LyraTrioは本体も付属品も小さいのでただ詰めればそれが一番コストもかからず楽だったのかもしれません。

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今までのASUSルーターにないACアダプター。コスト削減のためだろうか。

付属品で面白かったのが、このACアダプタです。徹底した共通化によりコストカットを図っているのでしょうか。プラグ部分をスライドさせて装着させる分離式になっており、これで各国のプラグに対応させているようです。

 

LyraTrio外観レビュー:小さい!白い!Lyraシリーズは今までのASUSルーターとはコンセプトが違う

とりあえず外観からレビューしたいと思います。以前書いた「AiMesh(メッシュWi-Fiネットワーク)を試してみた その2~GT-AC5300とRT-AC88Uの組み合わせは最強~」でもちらっと写真は載せましたが、本当に小さくて、これまで6つのASUSルーターを使ってきた私からすると「ホントにルーター?」と心許なく思ってしまう程でした。また、カラーもこれまでの黒からがらっとイメージを変え白になり、Lyraシリーズはコンセプトが違うんだなぁと実感しました。

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今までのASUSルーターになれた人間からするとLyraTrioは本当に小さい。


ポートは必要最低限しかなく、LAN/WANポートとLANポートのみです。

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あとは電源プラグとリセットボタン、ペア追加ボタンくらいでしょうか。状態を示すLEDインジケータは逆に大型化されておりLyraTrio全体が光るようになりインテリアとしての側面が際立ちました。ただ、おしゃれ感にステータスを全振りしたせいで本体の色でしか状態が分からなくなってしまい、何らかの不具合が発生した時に何がエラーを吐いてるのかが本体から判別するのが難しくなってしまいました。また、インテリアとしてTPOも弁えられるようにこのLEDを切ることも出来ます。

 

個人的には音楽に合わせて七色に光ったり、あるいはASUS(ROG)のAuraSyncに対応して部屋を彩って欲しいのですが、これはROGに毒され過ぎたせいでしょうか。

 

LyraTrioをAiMeshに組み込んでみた

ASUS JAPANさんの巧妙な罠でAiMesh無しでは生きられない身体になってしまった私ですが、ASUS AiMesh対応ルーターにメッシュWi-Fiルーター ASUSLyraシリーズが加わったので、早速LyraTrioをAiMeshに組み込んでみました。1台AiMesh対応ルーターがあれば、Lyraシリーズを追加購入することで安価でAiMeshが構築出来るようになったのは嬉しいです。ちなみに、LyraMiniではなくより上位のLyraTrioを購入したのは、性能を求めたのではなく何故かLyraTrioの方が安かったからです。

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当時(2019年2月8日)は、なぜか上位モデルであるLyraTrioの方が安くなっていた。



さて、ということで既存のAiMeshもしくはAiMesh対応ルーターにLyraシリーズを追加する方法について書いてみたいと思います。手順としては各ルーターのアップデート→親機から子機であるルーターをAiMeshに追加とこれだけなのですが、常時インターネットに繋がってる親機はまだしも新品のLyraは最新バージョンではないはずなので、AiMeshへの追加前にこれをインターネットに繋いでAiMesh対応化アップデートをする必要があります。今からその手順を詳しく書き連ねたいと思います。

AiMeshへの追加の前に下準備を

まず、前提として親機となるAiMeshルーターと追加するLyraシリーズがそれぞれ最新のファームウェアであることを確認してください。親機であるAiMeshルーターは普通にWebUIやルーター管理アプリからアップデートを行えばいいと思いますが、まだインターネットに繋がっていないLyraシリーズの方はちょっと面倒です。
LyraシリーズのWAN/LANポートとAiMeshルーターのWANポートをLANケーブルで繋ぎ、Lyraシリーズの電源を点けます。しばらくするとLyraからパスワードのかかってないWi-Fiが飛ぶので(おそらく「ASUS_数字_アルファベット」というSSID)それに接続します。

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セットアップ前のLyraTrioは「ASUS_数字_アルファベット」という構成のSSIDとなっている。パスワードは設定されていないため、ただこれに接続しLyraアプリを開けばよい。なお写真はiOSのものだがAndroidでも同様の手順で行えばよい。

接続後はLyraアプリを使ってセットアップをします。もし、スマートフォンがなければ
http://router.asus.com」にアクセスしてセットアップをします。
スマホでもPCでもとりあえず画面の指示に従ってポチポチしていれば大丈夫だと思います。

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回線契約は家庭によって異なるため、ここの手順は割愛する。

また、セットアップ中に管理用のIDとパスワードの設定やWi-Fiを使うためのSSIDとパスワードの設定が必要になるかもしれませんが、Lyra(Lyraに限らずASUSルーター)をAiMeshのノードとして使う時はどうせ初期化してしまうので、すぐに入力できる簡単なものにすると楽です。(もちろん、AiMeshの親機は強固なパスワードを設定してください)

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ここで設定したネットワーク名とネットワークキーがLyraのSSIDとパスワードになるが、AiMeshに追加するときに初期化することとなるので覚えやすいものでよい。(ただし、AiMesh親機のSSIDは個人やメーカーを特定されないものにし、パスワードは強固なものにするべきである)

 

SSIDとパスワードを設定し、そのSSIDに接続し直すことになるのでこの数秒間だけパスワードを覚えておく必要があります。

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万が一ネットワークパスワードを忘れてしまった場合はLyraを初期化すると最初から設定し直すことが出来ます。

 

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こちらも同様で、すぐに初期化することとなるので簡単なもので良い。(ただし、AiMesh親機のはちゃんと設定すべきである。間違っても初期設定のままではいけない)

とりあえず、そんな感じで画面の指示に従いポチポチし、システムアップデートまで済ませたら下準備は完了です。

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無事にインターネットに繋がったらアップデート通知があるはずなので、そのままアップデートをする。

 ※アプリではなくブラウザから設定する場合も同様の手順となります。

いよいよLyraをAiMeshに追加

Lyraのシステムアップデートが終わったら下準備は終了です。
AiMeshにLyraを追加するためにLyraを初期化します。LyraTrioの場合は裏面のリセットボタンをLEDが黄色に点滅するまで長押しします。その後、青く点滅するのでしばらく放置すると白く光ります。
白色になったら初期化は完了です。そのまま何もせずに放置してください。また、このときにLANケーブルでAiMeshルーターの親機と繋がっていることを確認してください。

 


以降の操作はLyraではなくAiMeshルーターのものになります。

※LyraからAiMeshへの追加も可能なようですが、AiMesh親機から設定した方が確実です。


まず、AiMesh親機のWi-Fiに接続します。
次にAiMeshルーターのWebUIを開く、もしくはASUSルーターアプリを起動します。
WebUIを使う場合は http://router.asus.comにアクセスします。

AiMesh親機のWi-Fiに接続しているので、Lyraのセットアップ画面ではなく接続しているルーターの管理画面になるはずですが、そうならなければ更新をしてください。

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この画像のように、ルーターのログイン画面でななくセットアップ画面になってしまった場合はブラウザを更新すれば解決する



その後、管理画面からログインし、「ネットワークマップ」(多分これがログイン後のデフォルト画面だと思います)の「AiMeshノード」をクリックし「検索」ボタンを押してください。

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写真はWebUIのもの



アプリの場合は「ホーム」にある「AiMeshノード」と書かれたかっこいい円を押すか、「ホーム」ではなく「システム」メニューをタップし「(AiMeshを)検索」ボタンを押せばAiMeshノード(今回はLyraTrio)を発見してくれます。

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AiMeshと書かれたカッコいい円をタップするか、下のシステムタブをタップしてください。ちなみに、GT-AC5300だけは専用デザインになっており赤い円になっています。


AiMeshノードが無事検出されたらあとは画面の指示に従ってポチポチするだけです。ちなみに、Lyraが検出されてからAiMeshに組み込まれるまでだいたい3分半でかかりました。


セットアップ手順は以上になります。
アップデートはともかくAiMeshにLyraを追加するのは簡単に終わりましたね。
Lyraを有線ではなく無線で使う場合はそのままAiMeshとLyraを繋ぐLANケーブルを引っこ抜きます。WebUIでLAiMeshノード(Lyra)の接続が有線から無線に切り替わったことを確認してください。もしなかなか切り替わらない場合は優先接続設定を「イーサネット」から「自動」に切り替えた後にWebUIを更新してください。これで切り替わりLyraの色が緑色から水色に変わると思います。

色が変わったのを確認したらLyraの電源ケーブルを抜き、Lyraを設置したい場所に移して再度Lyraの電源をつけてください。色が水色になったら(あるいはAiMeshのWebUIでLyraがオフラインから無線接続になったら)完了です。

 

LyraTrio実測!のその前に、そもそもAiMesh間の接続方法について

今さらな話ですが、AiMeshには有線(イーサネットバックホール)接続と無線接続、2種類の接続方法があり、それぞれ環境に応じて使い分けることが可能です。

AiMeshにおける有線接続のメリットとして

  • 接続が安定している
  • 最大転送速度が1000Mbpsで(基本的には)無線接続よりも速い
  • LANケーブルさえ繋がっていれば、AiMeshルーター間の距離を気にする必要がない

というのがあります。

逆にデメリットとして

  • LANケーブルやLANポートに縛られるので設置場所が限られる
  • 電源ケーブルだけでなくLANケーブルもあるため邪魔

というのがあります。

 

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AiMeshの有線接続(イーサネットバックホール)運用。ルーター間の距離に関係なく速くて安定した接続となっている。


一方の無線接続ですが

  • AiMeshルーター間で通信できる距離であれば、基本的に(コンセントさえあれば)どこでも設置可能なので設置場所が柔軟
  • (あまり現実的ではないが)転送速度が1000Mbpsを超える距離であれば有線接続よりも高速な転送が可能

というメリットがあります。

デメリットとしては

  • 基本的に有線接続より不安定
  • AiMeshルーター間で通信できる距離に設置する必要がある
  • 距離にもよるが基本的に有線より低速

 

というのが挙げられます。

 

無線接続にも5GHzでの接続と2.4GHzでの接続方法があり、

5GHzの方には

  • 転送速度が速い
  • 干渉を受けにくい

というメリットがある一方で

電波の届く範囲が狭い

というデメリットがあります。

余談ですが、AiMesh間の接続ではなく、Wi-Fiルーターと子機(スマートフォンなど)との通信の場合はさらに

  • 5GHzそのものに対応していない機器がある(古いスマートフォンや安価なスマートフォンなど)
  • 5GHzそのものには対応しているものの非対応のチャネルがある(有名なものだと、AmazonのFireTVStick)などがあります。

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    AiMeshの無線(5GHz)接続。たとえスマートフォンが5GHzのWi-Fi(11ac)に対応していなくても恩恵はあるので、可能であればAiMeshルーター間で5GHz通信が可能な位置にLyraを設置した方が良い

 

2.4GHzの場合は

  • 電波が5GHzに比べて遠くまで届く

というメリットがありますが、

  • 転送速度が遅い
  • 電子レンジやBluetooth、(ワイヤレスマウスやキーボードに使われることが多い)2.5GHzUSBレシーバー、USB3.0機器の一部やあるいは隣り合うチャネルなど、とにかく干渉するものが多い
  • 5GHzよりも混雑していることが多い

というデメリットがあります。

 

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AiMesh間が2.4GHz接続だと、たとえLyraとスマホが5GHzで通信していてもLyraとAiMesh親機との通信がボトルネックになり遅くなるので避けたい。

 

話はそれますが、これらの理由から一部の人間は2.4GHzを忌避する傾向があり、その中でも重症な者はスマホが2.4GHzにしか対応していないと親の仇のように批判します。かくいう私もその一人ですし、スマホを2.4GHz帯に接続したくないので普段は2.4GHzのWi-Fiアクセスポイントをスマホに登録していない程の2.4GHz嫌いで、レンタルして頂いたRT-AC88U等を使用していたときは、スマートコネクト(接続状況に応じて5GHzと2.4GHzを自動で切り替えてくれる)機能をオフにしてとにかく2.4GHzを使用しないという徹底っぷりでした。

 

LyraTrio実測!

ということで、いよいよ実測です!なお、今回の測定では有線(イーサネットバックホール)接続中に頻繁に接続が途切れるという不具合は起きませんでしたが、やはり後日再発してしまいました。

※基本的に1回しか測定していないため、誤差が十分考えられます。

※なお、赤い部分のみ2回測定(平均値を採用)しました。

※時間帯による差を考慮していません。

※厳密ではありません。

※測定結果はあくまで各接続方法による速度差の一例を示したもので、何かを保証するものではありません。

※あくまで、お遊びというか戯れ、趣味、そんな感じです。

※表のソースはこちらからご覧ください。

※グラフが見にくくて申し訳ございません。

 

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測定はLyraTrioのWi-Fiが減衰しないように設置場所である客間で行いました。

また、グラフが見辛くて大変申し訳ございません。  

 

 

 

 

試行回数の少ないので傾向も何もないのですが、とりあえず傾向として、AiMesh間の接続は「有線」が一番速く、「有線」>「5GHz」>「2.4GHz」となっていることが分かります。ただ、LyraTrioと子機(ROG Phone)との接続では必ずしもそうとは言い切れず、場合によっては有線接続したROG Phoneよりも5GHzに繋いだROG Phoneの方が速度が出ていました(1回しか測定していないので誤差の可能性も十分に考えられますが)

この結果から、AiMeshは出来る限り有線で構成した方が良いということが再確認できました。また、やむを得ず無線接続でAiMeshを構成する場合、少し距離があっても出来る限り5GHzを優先して欲しいという気持ちが理解していただけるかと思います。

だって、2.4GHzでAiMeshを構成した場合、どの結果も5GHzで構成した結果に及ばないんですよ?2.4GHzで構成されたAiMeshであれば、たとえ有線でLyraTrioと接続しようが何しようが、5GHzで構成されたAiMeshルーターに2.4GHzで繋いだ時よりも遅いんですよ?AiMesh間の接続が2.4GHzに切り替わった瞬間、もう負け確です。如何に2.4GHz接続のAiMeshがボトルネックになっているかが分かると思います。

LyraTrioレビュー:とりあえず最低限の仕事はするが。。。

冒頭でも散々愚痴りましたがLyraTrioは不具合の連続でした。正直、対処法がわかるまでは不満の塊と言っても過言ではありませんでしたし、今も不満がないと言えば嘘になります。なにせ、速くて安定してるはずの有線接続(イーサネットバックホール)運用ではなく無線ですし。なまじ、今までのASUSルーターが快適だったためにそのがっかりっぷりは凄まじいです。
ですが、一応「無線接続」で使う分には最低限の仕事はしてくれるのでレビューしたいと思います。

さて、前回のAiMeshルーターのレビューを読んでくださった方はお分かりだと思いますが、我が家は電波が届きにくい構造のようで、最強ゲーミングルーターであるGT-AC53000を以ってしても家全体を1台のルーターでカバーすることは出来ませんでした。特に気になるのがお風呂でのWi-Fiの弱さです。そのため、ルーターレンタル期間中はお風呂に近くかつLANポートもある客間にAiMeshルーターを置いていました。こうすることで、Wi-Fiをつなぎ直すことなくお風呂でも使うことが出来たのです。速度もNURO光のおかげもあり申し分なく、動画も余裕でシークバーを動かすのも全然怖くない。そんな生活を、2回もルーターをレンタルしていただけたので約2ヶ月も送ってきました。
が、今は違います。まず、Wi-Fiがシームレスに切り替わりません。階をまたいでワンテンポ待つと近い方のWi-Fiを掴む感じです。もちろん、一度切り替わってしまえば特に気にならないのですが、切り替わる前だと画像の読み込みなどで待たされてしまいます。
次に気になるのが、速度、電波強度(有効範囲)、パフォーマンスです。
分かっています、頭では。GT-AC5300やRT-AC88Uと比べてはいけないと。価格もコンセプトも全然違うものなので、比べるものではありません。が、どうしても使っていて気になってしまいます。また、速度に関しては有線ではなく無線で親機と繋いでいる以上仕方ありません。一応、5GHz帯の方で親機と接続しているのですが、時々2.4GHz接続になってしまうようです。この、5GHz接続で速度を取るか2.4GHz接続で安定性を取るかをユーザーが選べれば良いのですが残念ながら自動で切り替わるらしくユーザーにはどうすることもできないのが不満です。出来ることと言えば、少しでも親機に近づけて5GHz帯でも安定した接続ができるようにすることくらいなのですが、親機とノードを近づけすぎるとノードのカバー範囲が狭まってしまうというジレンマが。せめて、あともう一台Lyraを置ければいいのですが、だったら普通にAiMeshルーターを買います。と、少し話が逸れてしまいましたが、速度はLyraが親機と5GHz接続している時にスマホの方でも5GHzで接続すればそれなりの速度は出ます。ただ、電波強度はそれなりなので風呂場ではあまり速度が出ません。動画は普通に見れますが、シークバーをひょいひょい動かすと少し待たされてしまいます。
そしてパフォーマンス、これも(比べてはいけないのですが)やはりパワー不足感があり、AiMesh間を無線接続した状態で2台で同時にスピードテストをするとガクッと速度が落ちてしまいますし、速度面だけでなくそもそも本体の挙動もやや安定性に欠けており、無線接続で使い始めてから2週間で一度再起動する羽目になりました。これがこの後も続くのか、それとも一度きりの不調なのかまだ分かりませんが、他の方のレビューでも使ってるうちに不安定になったという声があるので、あまり期待は出来なさそうな気がします。
ASUSさんには是非頑張っていただきたいですね。

 

とりあえず、不満をまとめてみた

正直、今まで買ったASUS製品の中で一番不満が多いです。特に、有線接続(イーサネットバックホール)が不安定なのは価格相応と割り切れないがっかり具合なのでLyraTrioを売って他のAiMeshルーターを買うことさえ考えました。

また、LyraTrioの不具合を通じて今まで気づかなかったAiMeshに対する不満も浮き彫りになったので、不満に感じた点やここを改善してほしいと思うところを挙げていきたいと思います。

 

LEDだけでなくアプリから状態を確認できるorアプリにLyraのLED対応表が欲しい 

外観重視のためか、LyraTrioにはLEDインジケータが1種類しかありません。そのため、そのLyraの色と点滅の有無で状態を判断するしかありません。オシャレなのは良いことですが、ちょっと分かりにくいのでWebUIやアプリでLyraの状態を表示したりあるいは、そのLEDの識別表が見られるようにして欲しいです。

以下はLyraTrioに限らずAiMesh全般に言える不満ですが、いい機会なので書き連ねたいと思います。

各ノード間の接続速度(リンク速度?)をASUSルーターアプリやWebUIで表示して欲しい

無線接続の時は特に置き場所にシビアになりがちなので、AiMesh間の速度が分かるようになればいいなぁと思いました。

AiMesh間での無線接続の際に帯域を選ばせて欲しい

2.4GHz帯と5GHz帯を選ばせてほしいというのもそうですが、欲を言えばチャネルも選ばせてくれると嬉しいです。前者の方は理由を説明するまでもないと思います。この、2.4GHzか5GHzかというのは通信速度に大きく影響を及ぼすため私としては何としてでも5GHzを使いたいのですが、電波強度の関係で時々2.4GHzをAiMeshが選んでしまい、それが5GHzに切り替わるまでの間、可能な限り親機とLyraTrioを近づけ後は祈るだけというのは悲しいです。
後者の方はあったら嬉しいなぁ程度のモノなのですが、我が家では5GHz帯を使う際にはW52を選びがちです。というのもAmazonのFireTVStickがW52にしか対応していないからです。たったこれだけのためにW52を使わざるを得ないのですが、どうやらご近所さんも同じなのかはたまた何も考えていないのか使ってるルーターが古いのかW52を選びがちで、結果としてW52が結構混み合ってるのです。せっかくの5GHzなのでサクサク快適に使いたいと考えるのは当然のことですよね。実際AiMesh間の通信がどのチャネルで行われているのか分かりませんが、出来ることならW53やW56などの空いているチャネル、さらに欲を言えばW53やW56の中でも気象レーダーの干渉が起きない特定のチャネルを使いたいので、(おそらくAiMesh側で最適なチャネルを選択してるとは思いますが)ユーザー側でAiMesh間のチャネルを選べるようにして欲しいです。

 

総評:安定性に欠けるとは言え最低限の仕事はする。

何度も言いますが、一応最低限の仕事はしてくれました。Wi-Fiルーターなので当たり前ですので、そこしか褒めるところがないのもどうかと思いますが…とりあえず、致命的なのがAiMesh親機と有線接続(イーサネットバックホール)した時の安定性が怪しいところです。ここさえアップデートで改善されれば「値段相応」と言えますが現状、人におススメ出来る製品ではありません

今あるASUSルータと組み合わせて手軽にメッシュWi-Fiネットワークを構築するというコンセプトは悪くないだけに、Lyraのこの不安定さが尚更惜しいです。これさえ無ければLyraシリーズなのですが…一応、このコンセプトに近いルーターを選ぶならRT-AC68Uをおススメしたいと思います。
Lyraシリーズの白くて小さい目立たないデザインじゃないと部屋に合わないから嫌だ、という方でなければRT-AC68Uはぴったりだと思います。価格差もほとんどなくロングセラーで安定した人気もあり安心して使うことが出来るからです。かくいう私もAiMeshの親機としてこの68Uを愛用しております。もちろん、電波強度(有効範囲)やパフォーマンスに何の不満もないという訳ではありませんが、価格相応ですし十分納得しています。

これでLyraTrioのレビューを終えたいと思います。この不安定ささえ無ければ本当に「丁度いい」メッシュWi-Fiルーターなのですが、いかんせんこれが致命的過ぎました。有線ではなく無線接続をすれば最低限の仕事はしますが、有線を超える転送速度(1000Mbps以上)を安定して出せる距離でない限り、有線で繋げられるところでわざわざ無線でつなげるメリットというのは薄いので、だったらちゃんと有線接続が使える別のルーターを選んでしまいます。
兎にも角にも、安定性。それが改善されたら思いっきり手のひらを返したいので、ASUSさんにはアップデートを頑張っていただきたいです。

AiMesh(メッシュWi-Fiネットワーク)を試してみた その2~GT-AC5300とRT-AC88Uの組み合わせは最強~

先日、「キャンペーン其の2(無料メッシュネットワークお試し)」でAiMeshとAiMeshルーターRT-AC86U×2台のレビューをさせていただきましたが、片方の86Uに5GHz帯が使えないという不具合が発生した旨をASUSさんに伝えたところ、なんとRT-AC88UとGT-AC5300を1台ずつ貸していただけることとなったので、さっそくレビューさせていただきたいと思います。正直、こんなにぶっ飛んだというかガチゲーマー向きのルーターをレビュー出来る気がしないのですが…ゲーマーではないので一般人目線でレビューさせて頂きますので、ご了承ください。
ちなみに、5GHz帯の不具合はやはり不具合だったそうです。

 

話は少し脱線しますが、AC86U返却後にAiMesh無しの生活に耐えきれなくなったためLyraTrioを購入したのですが、まだAmazonから届かず先にAC88UとAC5300が届くという…もし、レンタル期間中にLyraが届いたら追記ないし別記事で書かせていただきます。

LyraTrioを1台購入しました。本来なら単品ではなくセットで購入するべきものですが、ASUS AiMesh対応ルーターにメッシュWi-FiルータASUS Lyraシリーズが加わったため、既にAiMesh環境があれば別にセットで購入する必要もなく経済的です。

(2019年3月31日23時30分追記)

 

LyraTrioのレビューも書いたのでもしよろしければご覧ください。

ma2motty.hatenadiary.jp

(2019年5月15日2時55分追記)

 

 

しかし、この企画を考えた人は悪魔ですね。本当に、一度使ってしまうと止められなくなりますよ、AiMeshは。ルーターや中継器などのアクセスポイントを複数使っている、もしくは検討している方には自信をもっておススメできます。

 

ちなみに、今回は親機としてリビングにGT-AC5300を、LANポートがある客間にRT-AC88Uを設置し有線(イーサネットバックホール)で接続、自室に自前のRT-AC68Uを同じくイーサネットバックホール接続しています。

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RT-AC88U:87Uの正統進化、攻守最強

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RT-AC88U 画像は公式(https://www.asus.com/jp/Networking/RT-AC88U/)より



はっきり言ってこれで十分というか、ASUSルーターACシリーズの最上位モデルがこのAC88Uですので、これで満足できないという人はいないと思います。

これの更に上のグレードとしてゲーミングモデルのGT-AC5300がありますが、これは別物というか正直一般人には持て余す代物で、本当に1秒どころか数コンマの遅延も許さないゲーマーのためのものだと思います。また、ACシリーズの次世代モデルとして、新しいWi-Fi規格であるWi-Fi6(IEEE802.11ax)に対応したRT-AX88Uもありますが、これもまだ対応するスマートフォンが日本に上陸していないので、これもまだ時期尚早だと思います。もちろん、子機がWi-Fi6に未対応でもある程度の恩恵は受けられますが、もう少ししたら対応機器も出回り、価格も熟れてくると思われるのでそれまで待つのが得策な気がします。AC88UとAX88Uの価格差2万円(現在AmazonでAX88Uが46000円、AC88Uが25500円)に価値を見いだせる方はAC88UではなくAX88Uを購入すれば良いと思います。ちなみに、Wi-Fi6(IEEE802.11ax)は時期尚早と言っておきながら自分はWi-Fi6対応のゲーミングルーターGT-AX11000が発表され次第購入するつもりなのですが...

 

さて、御託はここまでにして早速実機の紹介をしたいと思います。

まず、注目すべきは8つもあるLANポートでしょうか。ハイエンドにふさわしい仕様と言えます。また、嬉しいことに(第一と第二ポートは)リンクアグリゲーションにも対応しているのでポートを無駄に余らせることもありません。まあ、私は本格的なNASを持っていないのでリンクアグリゲーションを使う機会はなさそうなのですが...なんというか、せっかく貸していただけたのに機能をフルで使えないのは申し訳なくなりますね。

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なんとLANポートを8つも搭載している。GT-AC5300に夢中で背面の写真を撮り忘れていたので画像は公式(https://www.asus.com/jp/Networking/RT-AC88U/)から

 

 

Wi-Fiルーターとしての肝心なWi-Fi機能ですが、そもそも今まで使っていたルーターも必要十分なスペックでボトルネックは発生していなかったので速度という面では大差ないです。ただ、あくまで体感ですが、同時に接続したときの速度低下は少ないように感じます。また、電波強度も今まで試したルーターよりは強かったように思います。条件を揃えていないのでなんとも言えませんが、客間に設置しAiMeshの有線接続(イーサネットバックホール)運用をした場合、お風呂場でも難なく動画を楽しめるくらいには電波強度も速度も出ています。

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RT-AC88Uならお風呂でもこの速度が出せる。参考までに68U(右)だとこうなる。それぞれ有線接続(イーサネットバックホール)で親機のルーターと繋いでいる。

 

敢えてAC88Uのダメなところを挙げるとすれば、一般的なWi-Fiルーターに比べて面積が大きい点しょうか。AC86UやAC68Uはシュッと高さがある分、設置面積は少ないのですがAC88Uはベタッと平たいためにちょっと置き場所に困ります。地面にべた置きするなら関係ないのかもしれませんが、机や棚の上に置く場合はちょっと困ります。まあ、AC88Uの設置面積などこの後に紹介するGT-AC5300に比べたらかわいいもんなのですが。

 

AC87UとAC88Uの比較:まさに正統進化

 私はRT-AC87Uを愛用しているので、その後継機?であるRT-AC88Uと外観を比較してみました。

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左がAC87Uで右がAC88U。若干だがAC88Uの方が大きいのが分かる。

 

実機が届くまでは瓜二つというか似通ったデザインだなぁと思っていましたが、実機を見比べてみると思ったほど似てないですね。まず、大きく変わったのがアンテナの位置でしょうか。AC87Uではすべてバックにあったアンテナ4本が、AC88Uではバックに2本、左右の側面に1本ずつの計4本というスタイルになりました。「8つもLANポートくっつけたらそりゃそうなるわな」と納得はできますが、そのせいでただでさえ広かった占有スペースが、横に出っ張ったアンテナ分広くなってしまいました。

 

他にも目立った変化としては、上面の大胆なスリット?が挙げられます。

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黒と赤とで大変蠱惑的で、ゲーマーからすれば大変そそられるデザインなのかもしれませんが、私としては埃の侵入を心配してしまいます。まあ、ASUSも長いことやってるのでその手の対策は当然していると思うので大丈夫でしょうけど。真面目な話、放熱用なのでしょうか。

 

細かい変化を書き連ねていけばきりがないのでこれで最後にしますが、嬉しい変化として通知用のLEDライトが正面?から上面に移動し、色も青と赤から白と赤になり明るさも落ち着いたものとなりました。位置の変化により必要以上に目立たなくなりましたし、明るさも抑えられたことで「ちかちか眩しい」という家族からの不評も受けなくなり嬉しい限りです。

また、逆に変わらない点としてはアンテナがあります。以前の記事で「アンテナを共通化してコストカットをすればいいのに」みたいなことを書いた記憶があるのですが、どうやらアンテナというのは私の想像以上に細かく考えて作られているようでして、逆にこれだけの変貌を遂げたAC88UがAC87Uと同じアンテナだなんて、やっぱ姉妹機なんだなぁと感動してしまいました。

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色以外まったく同じ見た目なアンテナ。左がAC87Uで右がAC88Uのもの。

しかし、みれば見るほどカッコいいアンテナです。色しか変わっていないのでまるで一対の剣みたいですね。ブンブン振り回したくなります。なりませんか?

 

AC88Uはどんな人におススメ?逆におススメできないのはどんな人?

 

ルーターの性能で悩みたくない人、たくさんLANポートを使ったりNASを運用する人、AiMeshに興味がある人にはおススメです。また、ハイスペック志向の方にもおススメできます。ASUSルーターの主力であろうACシリーズ(※1)の中で頂点に位置するため性能は折り紙つきです。実際、1ヶ月近く試用させていただきましたが、なんの不満もないどころか、持て余し気味の性能でした。

逆におススメ出来ない人は、アーリーアダプターの方々です。先ほども触れましたが、ACシリーズの次世代モデルとしてWi-Fi6(IEEE802.11ax)に対応したAXシリーズが日本に上陸しました。2019年3月現在、このWi-Fi6に対応したスマートフォンが日本で発売されておらず、また対応するとされているモデルも私が知る限りGalaxyS10シリーズだけです。HuaweiのP30ProもXperia1もWi-Fi6には非対応のため現状時期尚早としか言えませんが、それでもいつかは普及していくことが予想されるためこの波に乗り遅れたくない方はこちらではなくAXシリーズの購入をおススメいたします。まあ、もっとも普及したところで搭載されるのはハイエンドせいぜいミドルハイの製品だけで、いわゆる格安スマホには無関係な話ではないかなぁというのが、現状の11acの普及状況から見ての予想ですが。2019年にもなってまだ5GHz≒11ac非対応のスマホが出るなんて思ってもいませんでした。

話がそれてしまいましたが、そんな感じです。あと、「普通に」速くて快適ならそれで良いという方、設置スペースに余裕がないという方にはRT-AC86Uをおススメします。

 

GT-AC5300:オーバースペックの極み。すべては勝利のために

はっきり言って一般人には不要です。これは、アホ。アホですよ(褒め言葉)

これはASUSというかROGの「全ては勝利のために」という信念の結晶化した、ゲーマー共和国の住人に向けたクレイジーなゲーミングルーターです。

さて、さんざんアホ(褒め言葉)だのクレイジーだの言ってみましたがこのぶっ飛び具合は実物を見ないとわからないと思います。ということで実機写真です。

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でかい。説明不要

 

もう写真だけでこの異常さがわかると思います。初見でこれがルーターだと分かる人が何人いるでしょうか。今後別の記事でレビュー予定のLyraTrioと比べた写真を見れば3日くらいは笑えると思います。

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誰かが言った、アイロンとアイロン台。

コンセプトが全然違うのは分かりますが、ここまで形状が違うのかと驚くばかりです。これ、ほんとに同じルーターなんでしょうか。俄かには信じ難いですね。ただ、こんな見た目が違う2つのルーターでもASUS AiMesh対応ルーターにメッシュWi-FiルータASUS Lyraシリーズが加わったおかげで、GT-AC5300とLyraTrioでAiMeshネットワークが構築可能になりました。ここまで柔軟な構築が可能なメッシュWi-FiネットワークはAiMeshだけじゃないでしょうか。

 

話がGT-AC5300のように大きく広がってしまいましたがそろそろ元に戻したいと思います。兎にも角にもGT-AC5300は大きいです。

さて、このGT-AC5300ですが大きさに見合う性能はあるのでしょうか。また、どうしてここまで大きくなってしまったのでしょうか。後者に関しては実際に分解した訳ではないので分かりませんが、分解写真を見るにかなりスペースに余裕を持たせている印象です。そしてルーターにしては少々大げさに感じるヒートシンクも特徴的です。開発者にインタビューしてみないことには真相は分かりませんが、これは絶対に性能を落とさないぞという意地ではないでしょうか。

 

現在、様々なものがインターネットに接続しています。ゲームをしている時に家族がYoutubeで4K動画を見ないとも限りませんしその横で写真のアップロードをするかもしれません。一人暮らしだとしてもPCだけでなくスマホタブレットもインターネットに繋がっています。ゲームをしている時にそれ以外の端末のWi-Fi接続をオフにしない限りWi-Fiルーターと通信しないとは言い切れません。ルーターへの同時接続による処理の増加とそれにともなうCPUへの負荷で1msでも遅延が発生しようものならゲーミングルーターの名折れ、そう考えCPUは1.8GHz駆動のクアッドコアBroadcom 4908」を採用したのでしょう。ルーターにそこまでのCPUが必要か?という気もしますが、絶対にCPUのスペック不足による遅延を許したくなかったのではないでしょうか。

 

また、CPUの性能が上がると心配になるのが発熱です。先程も触れたようにマザーボードのサイズを大きくし大げさに感じるほどのヒートシンクを搭載しているため、排熱設計はバッチリと言えそうです。また、素人目線で恐縮ですが愚考するに、あの平べったい形も排熱に一役買っているのではないでしょうか。縦置きだと下からの発熱で暖められた空気によって上部が無駄に温められてしまいますが、水平に平べったければ各パーツがすぐに上に排熱できます。もちろん、排熱だけでなくアンテナ配置の都合もありあの形になったのだと思いますが、とても合理的な形だと思います。

CPUの発熱対策のためにここまでサイズが大きくなったのか、排熱に余裕が生まれたからここまで高性能なCPUを搭載したのか。卵が先か鶏が先か分かりませんが、発熱による処理速度の低下も許せない。とにかく絶対に性能(速度)を落とさないというゲーマーファーストな精神に基づいた意地が見てとれます。

 

ROGブランドのプライドか。専用UIや専用機能まで。

ちなみに?ROGの意気込みはWebUIにも表れています。

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GT-AC5300だけの専用ログイン画面

 

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いかにもゲーミングという感じのWebUI。ちなみに右が普通のASUSルーターのWebUI

 

GT-AC5300だけの、というかおそらくGTシリーズだけの専用機能として「Wi-Fiレーダー」という機能があります。これを使えば、周囲のAPをスキャンしてどのチャネルが空いているかがはっきりわかります。

もちろん、ルーターに頼らずとも、「Wifi Analyzer」のような代用アプリはあるのですが、リアルタイムのAP情報だけでなく一定期間収取してくれるので、より正確なデータを取ることができます。

(写真を見比べていただければ分かると思いますが、他にも色々特別な機能がありましたが、非ゲーマーである私では紹介出来ないので割愛します)

 

 

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2.4GHzと5GHzを自動で切り替えてくれるスマートコネクト機能だが、トライバンドのGT-AC5300の場合は1つめの5GHz帯と2.4GHz帯の組み合わせとなる模様




 

 

GT-AC5300の実力は如何に!  速度、飛距離、パフォーマンスの三番勝負!

 

速度に関して

正直な話、あれほどごっついGT-AC5300であってもAC88Uや86U、68Uと比較して有線や近距離でのWi-Fi速度に変化はありませんでした。68UであってもNURO光の回線の速さをボトルネックを発生させることなく十分に発揮できていたからだと思います。もちろん、同時に複数の機器を繋いだ場合は速度が落ちますが、それに関しては「パフォーマンス」の項目で検証したいと思います。

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飛距離に関して

Wi-Fiがまともに使える範囲というのを検証しました。AiMesh、つまりメッシュネットワークなので1台で届かなければルーターを追加してしまえ!というのが筋ですが、こんなごっついルーターを前にして据え膳食わぬはなんとやら、どうしても試したくなってしまうのがヒトというもの、ということでONUがあるリビングから各部屋の電波強度と速度を測定してみました。量が多くなってしまいここで紹介するには気が引けた各種測定結果はPottal-PortalのTweetでも公開していますので、もしよろしければ(見辛いでしょうが)そちらをご覧ください。

 

とりあえず、前提としてGT-AC5300が置いてあるリビングで電波強度と速度を測定してみました。また、混乱を防ぐためGT-AC5300からしか出ていない”AiMesh_Gaming”の方を測定しています。(普通のAiMesh_5GはGT-AC5300、RT-AC88U、RT-AC68Uと3つありややこしいのでこのような形にしました)

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リビングでのGT-AC5300

 

 

続いて寝室での測定結果です。電波強度は下がっていますが、速度は十分出ていますね。また、紫色のは客間にあるRT-AC88Uのものです。

 

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寝室でのGT-AC5300

 

 

客間での測定結果です。さすがに階をまたぐと電波強度も速度も下がってしまいますね。とは言え、まだまだ実用的な速度が出ています。

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客間でのGT-AC5300

 

お風呂でも測定してみましたが、さすがに厳しかったです。家の材質にもよると思いますが、一軒家の場合1台のルーターで家中どこでもカバーするのは難しいということがよくわかると思います。

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風呂場でのGT-AC5300

 

最後に和室でも測定してみました。一応実用的な速度が出ています。

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和室でのGT-AC5300

 

お風呂でWi-Fiを快適に使うためには、GT-AC5300一台では足りないことがお分かりいただけたと思います。やはり一軒家を一台のルーターでカバーするのが無理な話、そこで役立つのがメッシュWi-FiであるAiMeshです。RT-AC88Uの紹介の際に同じ写真を貼ったのですが、AiMeshを使えばこのようにお風呂でもWi-Fiを切り替えることなく快適に使うことが出来ます。

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GT-AC5300とイーサネットバックホール接続したAC88Uならお風呂でも爆速Wi-Fiを使える

ご覧の通り、AC88Uをノードにすれば、お風呂でも爆速でTwitterはおろか音楽のストリーミングや動画もなんのそのという恐ろしい快適空間が出来上がりました。

ちなみに、親機とノードを入れ替えて、「RT-AC88Uを親機」にし「GT-AC5300をAiMeshノード」にして風呂場で測定するという遊びもやってみましたが、あまり楽しくはなかったです。回線の調子にも左右されるからかAC88Uをノードにした時よりも速度も出てません。

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GT-AC5300をAiMeshノードにしてもいいことありません。普通に速いです。

 

 パフォーマンスに関して

これは同時に複数の機器をルーターに繋いだ際に速度がどれ程低下したかを測定したいと思います。Wi-Fi速度の測定は現在一番速度の出る(ボトルネックのない)ROG Phoneを使用し残りの機器を使ってYouTubeで動画を再生するつもりだったのですが、速度の低下が思ったほど見られなかったために、一斉にスピードテストをして負荷をかけることにしました。ちなみに、ROG PhoneはMIMO 2×2対応のためスペックの上では866MbpsがWi-Fiの最高速度となります。

 

 

 

動画だと分かりにくいかもしれませんが、一番上…というか一番右のスマートフォンがROG Phoneで、その下…左にずらっと並べてあるのがどれも"AiMesh_5G"に接続してあるスマホです。最初はROG Phoneをそれらと同じ"AiMesh_5G"に繋いでスピードテストをしました。同時接続の影響か途中から速度がガクッと落ちたのがよく分かるかと思います。下り60Mbps、上り94Mbpsと、もちろん普段使いであれば十分許容できるスピードではありますが、ゲーマーであれば気になるかもしれません。
続いて、トライバンドであるGT-AC5300だけの「ゲーム専用帯域」である"AiMesh_Gaming"にROG Phoneだけ接続し(残りのスマホは先程と同じ"AiMesh_5G"に接続し)てスピードテストを行いました。
結果は見ての通りで、ROG Phoneの速度は落ちませんでした。もちろん、調子にのってこのゲーム専用帯域にいくつも機器を接続してしまえば帯域を分けた意味は無くなってしまいますが、2台程度であれば、家族や他の端末がいくらWi-Fiを使おうと(帯域をしっかり分けている限り)ゲーム専用帯域で速度が低下することはないでしょう。
今回のテストは6台同時にスピードテストを行うという、おそらく普段普通に使う分にはまずありえないレベルの負荷をかけたにも関わらず、(実際、スピードテストではなくYouTubeの同時再生では全く影響がなかったので)ROG Phoneで最低でも下り53Mbps上り83Mbpsと実用には十分、人によっては普段のウチより全然速度出てるじゃん!と言われかねない悪くない速度を出すことが出来ましたし、専用帯域では言わずもがなの結果でした。
もちろんこの結果はルーターの性能だけでなく回線の質にも左右されるので、図らずともNURO光の宣伝をしてしまうことにもなりましたね。

 

また、わかりやすくするために動画を切り抜いてGIFアニメーションにしてみました。

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【GIF】同じ帯域でスピードテストをした結果。ガクッと速度が落ちる

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【GIF】ROGPhoneをゲーム専用帯域に接続した結果。速度に大きな影響はない

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【GIF】上のGIFをまとめたもの。

と、いうことでGT-AC5300の実力診断テストは以上になります。そのデカさに見合うだけのパワーはありましたね。S判定です。ただ、やはりこれが一般人のご家庭に必要かと言われると...

もちろん、鉄筋コンクリート製だったりあるいは広い一軒家で普通のルーター1台だと電波が届かないところがあるためGT-AC5300を使って1台でカバーしたいという方も中にはいるかもしれませんが、そういう目的であるならばGT-AC5300ではなくもう少し安いAiMeshルーターを複数台買ってメッシュネットワークを構築することをおすすめしたいと思います。それよりか、このルーターは1秒どころか1msを惜しむガチゲーマーの方に向いていると思います。ほんとに、一般人なら他のAiMeshルーターで大丈夫です。もちろんこれを買っておけば間違いはないと思いますが、もっと安く、そして効率的に済ませられるのならばそれに越したことはありません。

 

最強ゲーミングルーターでAiMeshを組んでみた感想まとめ

 

すごかったです(小並感)

家のどこにいてもWi-Fiが爆速で、しかもいちいちWi-Fiの接続先を切り替える必要がないという幸せ。RT-AC86Uを2台貸していただいた時も幸せでしたが、この最強ゲーミングルーターGT-AC5300とRT-AC88Uの場合は本当にパワフルで死角がないだけでなく、いざとなればゲーミング回線もあるという安心感があり、まさに無敵でした。逆に、AiMesh導入前はなんて不便だったんだと、見えない不満が可視化されてしまった気がします。気づかなければ幸せだったのに…

さて、次の記事ではLyraTrioを使ってのAiMesh組んだ感想を書きたいと思います。ほんとに、AiMesh無しでは生きられない身体にしてくれたASUS Japanに感謝です。

AiMesh(メッシュWi-Fiネットワーク)を試してみた

AiMesh(メッシュWi-Fiネットワーク)を試してみた

 

前置き:自宅回線事情や志望動機

昨年10月から募集されていたこちらのキャンペーン

www.asus-event.com

の「キャンペーン其の2(無料メッシュネットワークお試し)」に当選し、AiMesh対応ルーターRT-AC86U2台をASUS JAPANさんからお借りすることが出来たので、さっそくレビューさせていただきたいと思います。

 

ちなみに、私の自宅回線はSo-net NURO光で、使用ルーターASUSのRT-AC87U、RT-AC68U、RT-AC1200HPの3台となっております。※間取りは適当です。

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実家のネット環境。1階に移動する際にはWi-Fiを1階のものに繋ぎ直す必要があった。また、材質のせいか両親の寝室にリビングのWi-Fiが十分届かなかった。

本来であれば、ハイスペックルーターであるRT-AC87Uをルーターモードで使用し残り2台をAP(アクセスポイント)モードで運用する…というのが普通というか道理だと思うのですが、残念なことにNURO光から貸し出されるONUルーター機能をオフにすることができず、二重ルーターとなってしまうために泣く泣く87UをAPモードで運用しているという次第であります。まあ、二重ルーター状態でも使えることには使えるのですが、(回線速度は十分なのに)サイトに繋がりにくくなったりリダイレクトされたり、ゲーム(特にデレステ)時に通信エラーが発生したりと散々だったので、やめました。また、個人的に不祥事続きのトレンドマイクロに嫌気がさしたので、QoS機能やAiProtectionを使う気にならずまあいいかなぁと。

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AiProtectionは分かるが、なぜQoS機能にトレンドマイクロが必要なのか。謎です。

なぜQoSトレンドマイクロが必要なのか理解に苦しみますが、それはもう自分の中で過ぎた話なので触れません。

と、前置きが長くなってしまいましたが、とにかくNURO光の回線とASUSルーター3台をAPモードで運用していました。

回線速度そのものは、NURO光がばっちり仕事をしてくれて不満を持ったことがありませんでしたが、問題はWi-Fi、特に「階や部屋を移動するたびにWi-Fi(AP)を繋ぎ直さなけれなならない」繋いだら繋いだで「弱い電波を勝手につかむ」という地味に面倒だったりイライラする症状が。そんなこともありメッシュWi-Fiには以前から注目しており、GoogleWi-Fiが日本上陸した際にこんな記事を書いたりもしました。

 

ma2motty.hatenadiary.jp

 

 

 

ということでAiMesh対応ルーターAC68Uを持っていたこともあり、今回のキャンペーンは渡りに船、当たればいいなぁと思っていたところにドンピシャで当たってくれたわけです。(ホントはTwitterキャンペーンのGT-AC5300プレゼントが本命でしたが、それは高望みが過ぎますね、はい。自分で買います)

 

そういう訳で早速、セットアップ含めAC-RT86U及びAiMeshのレビューをしていきたいと思います。

 

略式開封の儀

ASUS RT-AC86Uが2つとお手紙が同封されてました。

はい、まあ中古ですし購入品ではなくレンタルなので外箱はこんな感じ。買ったものじゃないので別に気にはなりません。

開けます

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試供品の箱なんて飾りです、偉い人にはそれが分からんのですよ。



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RT-AC86U まだアンテナは取り付けていない


開けました。RT-AC86U及びそのパーツと取説、保証書、WTFastのチラシが入ってました。





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本体は如何にもゲーミングという感じのカッコいいデザイン。まあ、ゲーミングと言っても七色に光る訳ではないので100点はあげられません。

完全に余談ですが、ゲーミングルーターであるROG Rapture GT-AX11000はAURA RGBに対応しておりロゴが七色に光ります。ちなみに日本未発売ですが、発売予定はあるそうです。

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ROG Rapture GT-AX11000は11axだけでなくAURA RGBにも対応!

また、スマホと違ってベタベタ触ることはないと思いますが、触ると指紋というか油脂が目立ちます。潔癖気味の人は手袋をして作業するといいかもしれません。

付属品はアンテナ3本と電源、LANケーブルです。CAT.5eですので必要十分ですね。

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付属のLANケーブルはCAT.5E

ちなみにこのアンテナ、機種によってデザインが違います。共通化してコストカットを図ればいいと思うのですが、どうやらそんな妥協をしないようです。ちゃんと考えて作られているんだと思います。すごい。

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RT-AC87U、86U、68Uのアンテナ

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端子は共通です。

ちなみに端子部分は共通だったため、多分付け替えることも可能です。ちゃんと仕事をするかはわかりませんが。

 

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左から順にRT-AC87U、86U、68U。87UはAiMesh非対応

左からRT-AC87U、86U、68Uです。86Uのカッコよさが際立ちますね。

 

 



AiMeshの実力は如何に

 AiMeshネットワーク敷設後の我が家のネットワークはこんな感じです。

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AiMeshで家中隈なく1つのWi-Fiでカバーできた。特にLANポートの無い寝室やトイレでも快適にWi-Fiが使えるようになったのは嬉しい

リビングに光回線ONUがあるので、そこにAiMesh対応ハイスペックルーターAC86U(甲)を、そこから両親の寝室に無線接続のAiMeshで86U(乙)を、そして1階の客間にもとから家にあった68Uを有線接続でのAiMeshで設置しました。一応、自室にAiMesh非対応の87Uを置いてAPモードで運用してみたのですが、リビングに置いた86U(甲)の電波が十分許容範囲内であったのと、むしろ87Uに繋ぐと移動のたびにいちいちAiMeshに繋がなければならず、これじゃあ(AiMeshと非AiMeshが同居した状態だと)AiMeshの意味がない!とWi-Fiを切り、専らスイッチとして使っています。自室にはThinkPad、ZenBook3、ROG PhoneのMobileDesktopDock、Hueブリッジと有線を必要とするものが転がっているので…そして、それでも足りなくなった時(Chromebookニンテンドースイッチを接続する時)に備えてスイッチとしてのRT-AC1200HPが待機しています。うーん、この2つのルーターを売ってネットワークスイッチを買った方がいいような気がしますね…

話が逸れましたが、とにかくこのAiMeshルーター3台でAiMeshを運用しています。

 

AiMeshの実力を実際に測定してみた

その実力は先程ちょっと触れましたが大満足です。まず、両親の寝室に置いた86U(乙)ですがこれが大正解でした。

これが、両親の寝室での電波強度になります。

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寝室での電波強度。青が寝室、オレンジがメインルーターのあるリビング、藤色が1階の68U

青色の、一番強い「AiMesh」と書かれているのがここに設置したAiMeshルーター86U(乙)の電波で下のオレンジ色と藤色のがそれぞれリビングに置いた86U(甲)と1階の客間に置いた68Uのものです。AiMeshを導入する前までは(ルーターが違うので厳密にはやや異なりますが)だいたいオレンジ色と同じくらいの電波強度でした。そのため、速度も出ずに両親からは「Nuro光意味ないじゃん」と言われたこともありました。

ですが、AiMeshを使いリビングと寝室を無線で繋ぐことによって電波強度も速度も劇的に改善しました。「有線で繋ぐならまだしも無線接続で電波を伸ばしただけでそんなに速度が変わるわけない」と思ってた過去の自分を殴りたいほどです。

と、文字だけじゃなんとでも言えるので論より証拠、こちらが寝室で「寝室の86UのAiMesh」を使って測定した結果です。

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ワイヤレス接続された寝室のAiMesh(5GHz)の速度。有線ではないのに200Mbpsという驚異の速度

そしてこちらが今までの環境を擬似的に再現するために寝室の86Uの電源を切り、無理矢理「リビングの86U(甲)のAiMesh」を使って測定した結果です。ROG Phoneの掴みが良いためバリ4ですが、ふつうのスマホだと2くらいです。

 

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従来の環境を疑似的に再現した時の速度。遅くはないが、やはり見劣りする。

 

LyraシリーズがAiMeshに対応!これでますます柔軟な構築が可能に!

メッシュネットワークといえば、ASUSはAiMeshだけでなく、より安価で手軽、そしてコンパクトなLyraシリーズも国内展開していました。以前の記事で書いた通り、今まではこのAiMeshとLyraメッシュWi-Fiに互換性はありませんでした。

しかし、2018年12月のアップデートでASUS AiMesh対応ルーターにメッシュWi-FiルータASUS Lyraシリーズが加わったので、より柔軟なメッシュWi-Fiネットワークを構築することが可能です。

例えば、光回線の設置場所(ONUなどが置いてある場所)にAiMesh対応のごっついASUSルーターを設置し、廊下や寝室リビングなどルーターを目立たせたくないところにはLyraを設置して家全体をカバーするというのもありだと思います。

 

この「部屋の状況や目的に合わせて柔軟にルーターを選べる」というのは(ASUSはさらっと触れているだけですが)他社にはあまりない強みです。

最上位は(日本上陸予定の製品ですが)最新規格IEEE 802.11ax(Wi-Fi6)対応のトライバンドゲーミングルーターGT-AX11000(米国Amazonでの現在の価格450$≒49000円)で最も機能が抑えられたモデルのLyra miniが国内Amazonで9180円と、温度差で発電出来そうなくらい開きがあります。

先ほどの繰り返しになりますが、この選択肢の広さは他社にはない強みであり、メインの部屋ではごっついAiMeshルーターを設置しPCを有線接続しついでにHDDを繋ぎ簡易NASとしても利用し、LANポートのない廊下や寝室などにはLyraを設置しワイヤレスAiMeshでくまなく家をカバーするといった柔軟な運用が可能なので、需要に合わせて最適なルーターを選ぶことができ、また必要に応じて必要数を追加購入することが可能なため、パック売りされることの多い他のメッシュWi-Fiルーターよりも経済的とも言えそうです。

 

と、良いこと尽くのAiMeshでしたが、デメリットは無かったのでしょうか。

 

AiMeshを1ヶ月使って困ったこと:

はっきり言って、AiMeshそのものに不満はなく、強いて挙げるとすれば他社のメッシュWi-Fi(の管理アプリ)にあるような、「各メッシュWi-Fiルーター同士の接続速度」が分からないことくらいでしょうか。Wi-Fiルーターと通信しているデバイスの接続速度は分かるのに、ルーター同士の接続速度が分からないのが、少し不満でした。

 

他にも不具合があり、AiMeshを使って1週間くらいした頃からWi-Fiに接続できてもインターネットに繋がらない」という問題が頻発するようになりました。

結論から申しますと、はっきりとした原因はわかりませんでした。

が、状況から推測するにAiMeshが引き起こしたものではあるものの、原因はAiMeshではなくAiMeshと光回線をつなぐONUにあったと言えそうでした。

 

Wi-Fiに接続できてもインターネットに繋がらない」問題について

先述の通り、原因はONUであると判断しました。具体的な症状及びそう判断した根拠、またその対処法について書いてみたいと思います。

まず、具体的な症状についてですが、Wi-Fiとの電波強度は十分なのに画像が読み込めない、サイトに接続できない、ソシャゲのLoading待ちが終わらないなどなど、インターネットに繋がってないことは明らかです。一度端末側のWi-Fi接続を切ってWi-Fiに再接続すれば復活し快適に使えるようになるのですが、しばらくするとまた同じ症状が出るという有様でした。

 

せっかく家中どこでも快適にWi-Fiに接続出来てもインターネットが使えないのではほとんど意味がありません。これでは困るので、原因を探ってみました。

まず、真っ先に疑ったのはAiMeshルーターの不調です。AiMesh導入前はこんなこと無かったので疑うのは当然のこと。そのため、AIMeshルーターを再起動してみたのですが、事態は改善しませんでした。

そのため、次に疑ったのはAiMeshとNURO光回線を繋ぐONUです。このONUNURO光を使用している方ならわかると思いますが、ONUだけでなくWi-Fiルーター機能も兼ね備えています。また、Wi-Fi機能は切れてもルーター機能は切ることができないという(逸般人にとっては?)困ったちゃんでもあります。

 

まず、このONUを再起動したところ半日くらいは症状が解消されました。また、症状が発生した時にAiMeshではなくONU(兼Wi-Fiルーター)に接続するとAiMeshと同じ症状が出ました。Wi-FiだけでなくONU(兼ルーター)へのイーサネット接続も同様で、デスクトップPCも駄目でした。

と、言うことで原因はこのONUであると結論づけました。

NURO光の回線も疑いはしたものの、「何もしていないのに急に繋がらなくなった」というのは考えにくく、またONUに不調があった場合、検証のしようがないので除外しました)

 

さて、原因はONUであると結論づけ、症状が発生した場合対処療法的にONUを再起動することにしたのですが、これでは根本的解決には至りません。そもそも何故ONUがこんな症状に見舞われることとなったのでしょうか。別にその道の人ではないのではっきりしたことはわかりません。勝手に「メッシュWi-Fiのせいで負荷がかかり、NURO光ルーターが処理し切れなくなったのかぁ」と決めつけて、取り敢えずAiMeshルーターを文字通り「ルーター」として運用してみることにしました。

 

結果としてこれにより解決したので、もう少し詳しく書きます。

 

まず、症状に悩まされていた時はAiMeshルーターを「アクセスポイント (AP)モード / AiMesh アクセスポイントモード」で運用していました。これは冒頭で書いた通りNURO光ONUルーターモードをオフに出来ない仕様だった(ので二重ルーターを避ける)ためです。取り敢えず、これをAPモードから「無線ルーターモード / AiMesh ルーターモード」にしたところWi-Fiに接続できてもインターネットに繋がらない」という症状は解消されました

また、状態としては二重ルーターとなっているはずなのに、二重ルーター時に悩まされていた症状は発生しなかったのでルーターモードで運用することにしました。

しかし、今度はこれにより新たな症状が発生するようになりました。

 

5GHz帯が使えない

 

APモードからルーターモード運用に切り替えてしばらくすると今度は5GHz帯が使えなくなるという別の問題が発生しました。こちらも結論から書くと、チャンネルをW52のチャンネル(36~48ch)のどれかに固定することで解決しました。

※ちなみに後日検証したところW53でも問題ありませんでした。

具体的な症状として

*5GHz帯の電波を出さない。出したとしても「アクセスポイントが一時的にいっぱいです」と表示される

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スクリーンショットが間に合わず2.4GHz帯だけになっていますが、5GHz帯にも同じ表示が出ました。また、2.4GHz帯にも同じ表示が出ましたが、しばらくすると繋がったのと、そもそも2.4GHz帯は使わないので詳しく調べていません)

*5GHz帯のランプが点灯しない

* 電波が出たとしても、「インターネットに接続出来ない」

と、いった感じでした。また、上記が発生していても有線は使えたために、有線接続しているAiMeshルーターは正常に作動し5GHz帯のWi-Fiを使うことは可能でした(距離が離れていたために快適とは言い難かったですが…)

 

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5GHzのランプが点かない

 

この症状、5GHz帯が使えないことを(ランプが点かないことから)ルーター側も認識していましたし、再起動や初期化を試しても改善しなかったので、最初はハード側の故障だと思っていたのですが、寝室で使っていた86u(乙)を症状が発生した86u(甲)と入れ替えても同じ症状が寝室で使っていた86uでも発生したためにハードが故障したのではないと認識を改め、とりあえず5GHzで一番怪しいのは、W53やW56だろうと(DFS障害対策が逆に悪さをしたり、そもそもW52以外を認識しない機器があるので)5GHzのチャンネルをW52の44chに固定したところ、無事に解決しました。

 

その他:

これは今回のAiMeshレビューと直接関係ない話なのですが、上記で書いた5GHzが使えない問題が解決した後、AC86uの片方(乙)の5GHzが使えなくなりました。症状は上記のものと一緒です。おそらく(今度こそ)ハードの問題だと思います。と、いうのも再起動や初期化、最新ファームの焼き直しだけでなく問題が発生していない方の86u(甲)の設定をコピーしてみても使えなかったので確実にハードウェアの故障だと思います。リビングのAiMeshが届く範囲である寝室で運用していたので気付くのが遅れてしまい、レンタル期間終了間際に気付くという...

ちなみに、こういうとき(診断や修理依頼時)には購入店舗に持ち込み店舗経由で修理を依頼するのが一番てっとり早いです。で、この時連絡方法を必ず「メール」に指定してください。ここ最近は電話サポートも改善されたようですが、やはりメールが安心です。そして、メールで連絡が取れるようになったら修理番号もしくは、製品シリアルナンバーを使ってチャットサポートで進捗を確認したり症状を再度伝えたりするとスムーズです。

また、もし東京近辺にお住まいでしたら、ASUS Store Akasakaを利用するのが一番確実かつ安心だと思います。完全に蛇足でしたね。

 

まとめ:AiMesh(メッシュネットワーク)は想像以上に便利

ASUSさん、なんてことをしてくれるんですか!AiMeshを一度使ってしまったらもうこれ無しの生活なんて耐えられないですよ!小生が思うにこれは、巧妙な孔明の罠ッ!

おふざけ抜きで、今までのWi-Fiに感じていた不満をAiMeshはすべて解決してくれました。

まず、「部屋や階を移動するたびにWi-Fiを繋ぎ直さなくて済む」という点。

それに付随する形で、「弱いWi-Fiに勝手に接続しなくなった」のが嬉しいです。自宅に何個もWi-Fiルーター(のアクセスポイント)があるという方には嬉しいですね。

次に、「今までLANポートがなくてカバーできなかった範囲までWi-Fiを届かせることが出来た」というのも良かったです。もちろん、中継器を使えばカバーできましたが、速度の低下とWi-Fiを繋ぎ直さねばならないのがネックでした。しかし、AiMeshでは速度を然程犠牲にすることなくワイヤレスで大元のルーターと繋げるためコンセントがあれば家中どこでも置くことが出来ます。また、ルーター間の電波状況に応じて高速通信の5GHzと広範囲通信の2.4GHzを自動で切り替えてくれるので、本当にただ置くだけで最適化してくれます。また、ルーター間の通信方法だけでなく、ルータースマホタブレットとの接続も「スマートコネクト」設定を有効にした場合は自動で2.4GHzと5GHzを切り替えてくれます。(私は意地でも2.4GHzを使いたくないのでオフにして2.4GHzと5GHzを分けましたが)

最後に、「部屋の雰囲気や用途に合わせてルーターを選べる」というのが大きなメリットだと感じました。私はごっついルーター大歓迎、むしろでかければでかい程良いと思っている人間なのでアレですが、部屋の外観に合わせたいという方や、この部屋にそこまで高性能なルーターは必要ないという場合もあるでしょう。そうした用途に応じて使うルーターを選ぶことが出来るのが、AiMeshの大きなメリットです。特に、ASUS AiMesh対応ルーターにメッシュWi-FiルータASUS Lyraシリーズが加わった今、ハイスペックルーターからリーズナブルなLyraまで幅広いルーターを組み合わせることが可能になったので、環境に合わせた自分だけのオリジナルメッシュWi-Fiシステムを構築することが出来ます。メッシュWi-Fiルーターを日本で販売している会社は数あれど、ここまで選択の幅が広いのはASUSだけです。

と、いうことでAiMeshには大満足でした。これ無しの生活は考えられないので、現在AiMeshルーターの購入を検討中です。ASUSさん、レンタルWi-Fiを中古価格で売ってくれませんかね。

 現在、候補に挙がっているのが国内投入予定のGT-AX11000で、購入まで生き延びるために比較的安価なRT-AC68Uを買い足すか、AiMeshに対応したLyraシリーズを買おうと思っています。しかも不思議なことにLyra miniよりもハイスペックなはずのLyra Trioがminiより安価なので、価格が変更されないうちに買っちゃおうかなぁと迷っているところです。

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なぜか、上位モデルのLyraTrioの方が安い。また2パック購入するより単体のほうがお得という価格設定。

購入した場合、レビュー記事を書く予定なのでよろしくお願いします。

 

最後になりますが、RT-AC86Uを2台お貸ししてくれたASUS JAPAN様、本当にありがとうございました。どっぷりと沼に嵌められてしましまい、AiMesh無しでは生活が出来ないほどであります。

また、ここまで読んで下さった方にも感謝、感謝です。もしよろしければ是非、AiMeshを試してみてください。2台以上ルーターを使用している方なら病みつきになること間違いなしです!

 

朗報!ROG PhoneアップデートによりAuraライトがすごく便利に!

あけましておめでとうございます。三が日も終わりいきなりレポート提出と実験に追われ新年早々ブルーだったPottalです。今年もよろしくお願いいたします。さて、ブルーと言えばAuraライトで設定できる色の一つですね。皆さんは、ブルーといえば何を思い浮かべますか?Facebookですか?Twitterですか?おっと、正月ボケが抜けてないわけじゃありませんよ。ちゃんと話は繋がります。今回はここ数日のROG Phoneのアップデートについて語ります。要するに、今まではただカラフルに光らせるだけだったROG PhoneのAuraライトにちゃんと意味を持たせることができるという話です!つまり、緑はHangoutやLINE、青ならFacebookTwitterといった風に。話が見えてきましたね?

 

そう!ついに!Auraライトと通知機能が連動したのです!素晴らしい!ありがとうございます!ASUSの技術部門の人に感謝です!これで、「ゲーマーは無駄に光らせたがる」という揶揄が的外れなものとなりました!

そう!これは無駄に光らせているわけじゃないんです!この光で通知が!しかもアプリの種類まで分かるのです!

実はこの機能、RazerのRazerPhone2にはすでにあるので技術的には可能なはずだと思っていたのでいつか来てくれないかなぁと一日千秋の思いで待ち続けていたものなので、本当に心の底から嬉しいです。っと、初っ端から飛ばし過ぎましたね。ここからはいつも通り?落ち着いてクールに書いていきたいと思います。

 

2019年1月4日のアップデート内容について


1.システムパフォーマンスの改善
2.Auraライト使用時のパフォーマンスの改善
3.カメラのパフォーマンスの改善

今回のアップデート内容は以上の3つとなっています。ここでは、前回(2018年12月24日のアップデート内容)の一部も含めて紹介したいと思います。

1.システムパフォーマンスの改善について

1のシステムパフォーマンス改善が具体的に何を指すのかイマイチ分かっていませんが、少なくとも最近のアップデートにより、「MobileDesktopDock」使用時におけるスクリーンモードの選択肢が増えました。

新機能追加:タブレットモード(BETA)

MobileDesktopDockを使用してディスプレイに接続した際に選べるオプションが増えました。

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今まではスマホと同じ画面を映す「表示画面の複製」、もしくはTwinViewDockと同じように2つの画面でそれぞれ別のアプリを動かす「TwinViewモード」のどちらかしか選べませんでした。ココらへんは後日レビューを公開する予定ですが、正直使いやすいとは言えず実用的かと言われれば微妙という残念機能だったのですが、今回アップデートで追加された「タブレットモード」は「TwinViewモード」の不満点を解消してくれました。
というのも、「TwinViewモード」はあくまでTwinViewDockをシュミレートしたものに過ぎず、テレビやモニターといった大きなディスプレイで使うにはUIが使いにく過ぎました。
Twitter公式アプリを例に挙げますが、写真の通り無駄の多すぎるデザインで、スマホの画面をただ移しただけのものでした。
タブレットモードではそれが改善され、大きなディスプレイで横にしたスマホとは違うスタイルで使うことを念頭においたデザインとなっています。

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左がTwinViewモードでのTwitterタイムラインで右がタブレットモードでのTwitterタイムライン。下のメニューバー?の大きさやアイコンの大きさが改善されているのが分かる

 

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文字入力も改善された。左がTwinViewモードで右がタブレットでリプライするときの様子。モニターに映す際はタブレットモードの方が見やすく作業もしやすい。

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Twitterのアイコンがずれて表示されるといったバグもあり完璧ではないが、BETA機能なので充分許容範囲である。




と、システムパフォーマンス改善で気がついたのはこれだけです。TwinViewDockにもアップデートが降ってきたのですが、何か新しい機能が追加されたわけではなく、純粋にバグFixやパフォーマンス向上のアップデートだったようです。

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(TwinViewDock接続時にGameCenterを開くとチュートリアルをもう一度見ることができるようになったくらいですかね)

 

2.Auraライト使用時のパフォーマンスの改善

冒頭で熱く語ってしまいましたが、ここ数回のアップデートでAuraライトに新機能が追加されました。
詳しい設定方法は後述しますが、まずは新機能や改善内容の紹介したいと思います。

Auraライトにも新機能追加:

今までのAuraライトといえば、Xモード時の光り方と通常時の光り方、この2種類しか設定することが出来ず、ライトをオフにしない限りスリープ中でもお構い無しに光り続けるというまさに「ゲーマーは無駄に光らせたがる」を地で行く困ったちゃんでしたが、今回のアップデートでスリープ時の光らせ方も選べるようになりました。
つまり、ディスプレイがオンになっておりなおかつXモードの時はこの光り方、通常モードはこの光り方、ディスプレイがオフになっている(スリープ時)にはこの光り方、あるいは光らせないと選べるようになりました。
また、それだけでなく「システムライト」としても活用できるようになりました。
このシステムライト機能というのは「着信時」「通知時」「充電時」にそれぞれライトを「点滅」「ストロボ」「点灯」させることができるという機能です。バグなのか仕様なのかわかりませんが、この発光パターンを選ぶことは出来ませんし、着信時と充電時のカラーを選ぶこともできません。唯一、通知のカラーはアプリごとにユーザーカスタマイズが可能です。

 

ゼタ便利!通知カスタマイズの方法!

ゼタとは接頭辞で10の21乗を表します。つまり、ゼタ便利とはとっっっっても便利という意味で、今から10年くらい前に若者の間で流行っていた(はずの)言葉です。
そのゼタ便利なAuraライトの通知カスタマイズの設定方法を紹介します。

 

1.「GameCenter」というアプリを開きます。
下の方にある「Auraライト」>「詳細設定」>「システムライト」の「通知」と進みます。

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2. 通知をオンにしたら「カスタマイズ」を選択し「追加」をタップし通知を光らせたいアプリを選びます。例えばTwitterの通知を光らせたい場合はアプリ一覧に表示される『Twitter』をタップします。これでTwitterの通知が来た際に光って教えてくれます。

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「カスタマイズ」>「追加」>任意のアプリを選択


3.各アプリの通知の色を変更したい場合は、「カスタマイズ」に表示されるアプリ(ここで表示されるアプリは自分で設定したアプリだけです)からそのアプリをタップしカラーバーを動かします。以上です。

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「カスタマイズ」に自分の追加したアプリが表示されるのでそれをタップして色をカスタマイズする

 

3.カメラのパフォーマンスの改善

具体的にどこが改善または機能追加されたのか自信がありませんが、多分これだと思うものについて触れたいと思います。

超解像度モードの追加

 

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この「超解像度モード」は一部ZenFoneシリーズに搭載されていたものですが、多分今回のアップデートでROGPhoneにも追加されました。(以前は無かったような気がします。。。)
要するに、極短時間に撮影した複数の画像を合成し疑似的に超解像度の写真を作り上げるというものです。その性質上、手ブレに弱いので明所で使うに限ります。また、解像度は最大で49M(4:3のアスペクト比の時)となります。

他にもWBの色温度調節時に「晴天時」「雲天時」「白熱灯下」のプリセットが追加されたような気がするのですが、WBは普段いじらないので自信がありません。すいません。

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取り急ぎ、今回のアップデートに関する紹介は以上になります。
「ROG Phoneを1ヶ月以上使ってみた感想」という題でレビュー記事を書き進めていたのですが、風邪や年末のドタバタでまだ公開に至れていません。また、かなり前から書き溜めていたので文量が多くなってしまったので二部もしくはパートに区切って公開する…つもりです。他にもAiMeshのレビュー、ChromebookC101PAのレビュー、ZenFoneARのファイナルレビューなど公開待ちや書いてる途中のレビューがたくさんあるので2019年は頑張りたいと思います。最後まで読んでくださりありがとうございます。

ROGPhoneを10日間使ってみた感想。

 【日本版ROG Phone国内最速本格レビュー #ProjectROG】

<2018年11月17日1:00 追記:加筆修正しました>

<このレビュー記事はPCでの閲覧を想定してデザインされているため、スマートフォンからだと一部レイアウトが崩れる可能性がございます。ご了承ください。> 

 

ありがたいことに、先日お伝えした「謎のゲーミングスマートフォンのプロモーションイベント」に当選しまして、謎の「ゲーミングスマートフォン」の実機を11月15日まで貸していただけため先行レビューさせていただきたいと思います。多分、大手メディアさん以外では最速レビューとなっているはずです。この記事を書いている今、ROG Phoneは発表すらされていなかったので、あなたがこの記事を読んでいるということは、私はきっとASUS Store Akasakaに予約をしに行ってる…もしくは予約を済ませた後ということでしょう。と、いうかレビューの掲載開始が11月16日の18時以降でないと色々マズいのですが…

と、いうことでちゃんと16日18時に投稿出来てると信じてさっそくレビューさせていただきたいと思います!

 

ファーストインプレッション:とにかく画面が綺麗で鮮やか

ASUS Store Akasakaで初めてROG Phoneの実機を見たとき、まず画面の鮮やかに目を奪われました。言っちゃあ何ですが、有機ELディスプレイなんて毎日見てますし新鮮味などないはずなのに、です。 現物を持っていないため比較写真を撮ることが出来ませんが、発売日にAppleStore新宿で見たiPhoneXSMaxよりも綺麗でした。

ただ、何というかGalaxyS9やFindXにあるような、ガラス面と有機ELパネルとの一体感はそれ程感じませんでした。表現が難しいのですが、Galaxyなんかはホーム画面を開いた際にガラスの表面に直接アプリアイコンが印刷されているような錯覚をしてしまうのですが、ROG Phoneは、そこまでその感覚がしませんでした。まあ、だからと言ってタッチパネルと画面の乖離を感じるのかと言われると全くそんなことはありませんし、その分画面の質が悪い訳でもなく、むしろ見慣れていたはずなのにびっくりしてしまう美しさでした。

同じAMOLEDディスプレイであるZenFoneARよりも(ZenFoneARのはSuper AMOLEDディスプレイですが)圧倒的に美しく「本当の黒」を表現しておりZenFoneARが果たして有機ELなのか、実は液晶なのでは?と疑わしく思えるほどでした。HDRにも対応しているので、4K HDR動画とか観ると笑えますよ。ありがちな、下手に誇張された空虚な色彩や無理に描かれた苦しいコントラストではなく「ホンモノ」の美しさが…って、ファーストインプレッションのはずなのに長々と語ってしまいました。ゲーミングスマートフォンなのにファーストインプレッションが画面という、まあでもホントの"ファースト"インプレッションなので…気になるゲーミングスマートフォンとしての実力などもこれからじっくり書き綴りたいと思います。

 

レビューの前に:スペックの最終確認

 

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画像は公式サイト(https://www.asus-event.com/pdf/asusjp-brochure-ZS600KL.pdf)より

 

こんな弱小ブログにまで目を通してくださる皆さんのことですから、きっとROG Phoneのスペックは知り尽くしているでしょう。ここからは知ってて当然という前提でフルスロットルでレビューしますので、最後のご確認をお願いします。

 

ROGPhoneフォトレビュー

 

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あまりにも特徴的過ぎるデザインのROG Phone。全ては勝利のためにという開発者の熱い想いが、ROGの誇りが伝わってくる。



外観について:ゲーマー共和国に禅の精神はない

この一言で、熱心なZenFoneファンは分かると思います。ZenFoneシリーズには必ず存在した「禅の精神」を示すスピン加工が、ZenFoneの象徴である同心円が存在しないのです。ZenFoneROGではなくROG Phoneという名前からも薄々気付いてましたし、普通のZenFoneシリーズとは毛色の異なるZenFoneARですら電源ボタンや音量ボタンにスピン加工が施されていたことを考えると、これはZenFoneではなくゲームのために設計された”ROG”PhoneであるというASUSの強い主張でしょう。
さて、禅の話はここまでにして具体的なレビューをしたいと思います。

 

まず、前面について

ゲームにノッチは不要!

現在の流行りである18:9という画面比率をしているのにも関わらず、ノッチはは存在しません。横持ちにした時に手が邪魔をするのを嫌ってかROG Phoneの上下はベゼルレスではないので、ベゼルレス化と実用性との兼ね合いで生まれたノッチが存在していいはずがないのです。ベゼルレスを追求しない代わりに生まれた上下のスペースには、存在感を放つスピーカーが置かれ(インカメ等に目をつぶれば)上下左右共にシンメトリーなデザインです。

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画面を侵食する醜いノッチを嘲笑うかの如く上下に輝くスピーカー



 

特徴的過ぎる背面

前面のシンメトリーデザインはどこにいったのか。背面は恐ろしく個性的なデザインで何から触れていいのやら。まずは中央でこれでもかと主張するROGロゴでしょうか。

光るROGロゴ

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ROGのロゴなのでもちろん(?)光ります。ゲーミングと言ったら光るものなので当然ですね。ちなみに、これはAura SyncではなくAura RGBなのでマザーボードと連動して光ったりということはありません。ROGブランドで統一したゲーミングルームを作っている人にとっては残念かもしれませんね。また、このROGロゴですが「通知に合わせて光る」「CPU温度に応じて色が変わる」なんて器用なことはできません。なので、ピカピカ光らせてると「ゲーマーは無駄に光らせたがる」と揶揄されてしまいそうです。まあ、カッコいいは正義なのでいいですが今後のアップデートで改善されることを強く望みます。ちなみに、外付けファンもちゃんと光ります。

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指紋センサには慣れが必要

 

背面で激しく主張するのは何もROGロゴだけではありません。指紋センサも一風変わったデザインというか他に類を見ない独特の形と配置になっています。

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そのせいで、指で探り当てるのに慣れが必要なのですが顔認証が便利すぎてなかなか指紋センサを使う機会がありません。結果、いつまで経っても指紋センサに慣れないという...認証精度そのものはZenFone5と変わらず高速なのですが、顔認証の方が圧倒的に使うため実質飾りですし、あまり気にする必要はないのかもしれませんね。(でも、何を思ってあのデザインにしたのでしょうか。カッコいいからですかね?)

存在感のある確かな重さ

ROG Phoneを手にした時に、ずしりとした確かな重さを感じました。しかし、使ってみて疲れる重さかと言われるとそうでもない…これ以上重いとちょっとキツイかなというぎりぎりの塩梅でした。まあ、これは縦画面にして片手で使ったときの感想であり、ROG Phoneは横画面にして両手持ちでのプレイを想定しているのでそういった意味では全く問題ないと言えます。いや、流石にベッドにゴロンと仰向けになってスマホを持ち上げて使ったりすると腕が痺れますが。。。そして力尽きてスマホを落としてしまった時の衝撃は計り知れません...物理的衝撃の話です。ROG Phoneの画面そのものは最新世代であるゴリラガラス6なので無事でしょうけど実測209gが顔面に自由落下したら...ちなみに、背面はゴリラガラス5で落下耐性はともかく傷耐性にはちょっとだけ疑問があります。(レンタルされたROG Phoneにはすでに大きな傷がついていました)

 

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左下に深々と残る傷。一体何を使えばこんな傷を付けられるのか…ゴリラガラス5と言えど過信は禁物かもしれない。





ゲーミング性能について

 

さて、皆様お待たせいたしました。そろそろ、ROGPhoneにおいて一番大事なゲーミング性能についてじっくりレビューしたいと思います。なお、私ゲームはソシャゲと音ゲーくらいしかやらず、その実力もお察しという「なんでROGPhoneのレビューなんてしたんだ!」とツッコまれそうですが、その微力を尽くしてレビューいたしますので、どうか寛大な心でお読みください。



禁忌オーバークロック:力の代償は

 

前置きというかいきなり蛇足なので必要ない方は読み飛ばしてください。

さて、当たり前のことですが、2.96GHzにオーバークロックされたSnapdragon845は当然爆熱になります。で、SoC(Snapdragon845)が熱を持つとパフォーマンスは落ちます。パソコンのCPUにしたってスマホのSoCにしたってフルパワーを出したら熱も出ちゃうものなのですし、自社でSoCを作っている訳ではないので、発熱そのものは割り切ります。

発熱しちゃうものはしょうがないので、如何にこの熱をSoCから逃がすかが焦点となったのがここ最近のゲーミングスマートフォンのトレンドで、液冷だのベイパーチャンバーだのと、各社凌ぎを削っています。

もちろんASUSもその例に漏れず力を入れており、3Dベイパーチャンバーによって熱をSoCから奪い、カーボン冷却パッドによって放熱を、そしてその2つを銅ヒートスプレッダで繋ぐことによって効率的に熱をSoCからカーボン冷却パッドにまで運びそのまま表面積を活かして放熱するという仕組みを取っています。(間違っていたらごめんなさい)

が、ASUSはさらにその先をいきました。

つまるところ、効率的に熱をスマホの表面まで逃したところで、スマホの表面がヒートシンクになっているわけではないので、そこで熱を逃し切れなくなります。むしろ、表面が熱くなるのでユーザーにとってもマイナスだと。じゃあ、表面が熱くなる前に直接風を当てて表面を冷ましてしまおうという訳です。スマホ用の冷却ファンは以前から存続しているのでコロンブスの卵とまではいきませんが、これを純正品がサポートしてしまうとは…まさに度肝を抜かれる思いでした。しかも、冷却ファンの電源は本体横のカスタムサイドコネクタでただ冷やすだけでなくTypeCとイヤフォンジャックを挿せるという…純正ならではの、そしてただの外付けファンで終わらせないという設計完成度の高さです。

実際、ファンの効力は絶大で発熱してから取り付けても5分以内には端末がヒンヤリする程です。秋も深まってきた今、これをフルで回すと指先が冷えて辛いです。逆に言えばファンを付けないとそれなりに…というか、熱を端末内部に溜めず積極的に背面に排熱しているからか、オーバークロック分も含めて普通のSDM845機よりも熱くなります。

 

と、いうことでファンを付けないと爆熱になるROG Phoneですが、その発熱に見合うだけの性能はあるのでしょうか。それを確かめるべく下記のような実験をしました。



ベンチマークテスト:

ベンチマークスコア(パフォーマンス)の低下具合やバッテリーの消費、冷却性能を測るために、AnTuTuベンチマークアプリ、Geekベンチ、3DMarkをそれぞれ休みなく3回ローテーションしてみました。検証手順は下記の通りです。



パフォーマンスの検証は以下の手順で行いました。

  1. 「Xモード」「ファンをオフ」(AeroActive Coolerを外した)状態でAnTuTuベンチマークアプリ、Geekベンチ、3DMarkの順で休みなく3回実行する。
  2. 充電しつつ冷却し満充電にする。
  3. 「Xモード」「ファンをオン」にした状態でAnTuTuベンチマークアプリ、Geekベンチ、3DMarkの順で休みなく3回実行する。
  4. 充電しつつ冷却し満充電にする
  5. 「バランスモード」「ファンをオフ」(AeroActive Coolerを外した)状態でAnTuTuベンチマークアプリ、Geekベンチ、3DMarkの順で休みなく3回実行する。
  6. 充電しつつ冷却し満充電にする
  7. 「バランスモード」「ファンをオン」にした状態AnTuTuベンチマークアプリ、Geekベンチ、3DMarkの順で休みなく3回実行する。

 

備考:

各テストはそれぞれ一時間で終了した。

GeekBench4はXモードだと2回目以降なぜか再実行に時間がかかるため一回一回アプリを立ち上げ直した。

「パフォーマンスモード」の際は(Xモード時以外はオーバークロックしないと思うが)「ゲームプロファイル」で各ベンチマークアプリのクロック上限をSnapdragon845の定格である2.8GHzに設定して実行した。

画面の照度は最大で固定、音量は4で固定、HDRはオン、リフレッシュレートは90Hzに設定した。(各アプリは90Hzに対応しているかは不明)

 

本当はこの1,3,5,7の手順を入れ替えて、実行順番による影響を取り除いたりそれを5回ほど繰り返して平均を出したりしなきゃならないのですが、面倒だし時間もないので無視しました。学生のお遊びということでそこら辺は片目つぶりでお願いします。あと、滑り込みで「Xモード」「ファンあり」「AuraRBGを最大照度でオン」にした状態で同じようにやってみました。時間が無かったので98%スタートですが。。。

 

結果です。

図表にまとめてみました。生データは(と言っても各アプリのスクショですが)後日TumblrまたはTwitterにてアップします。

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ベンチマークスコアの推移。ファンの効果が如実に現れた。

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AnTuTuベンチの推移(前述の通りAnTuTuを連続で回したわけではない)。これが一番分かりやすい結果となった。

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発熱の推移。ファンの効果は絶大であるが、開始時の温度を揃えられなかったことが悔やまれる。

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バッテリーの推移。ROGロゴライトをオンにした際のデータのみ98%スタートなのが痛いが、それを差し引いても(ファンほどではないが)ライトはバッテリーにかなり影響することが分かる。









 

AnTuTu初回スコアは全てオーバークロック時のものが上回っていることからXモードによるオーバークロックの効果は現れているようですが、やはりその分発熱がけっこうあるようで、ファン無しでは大きくパフォーマンスを落としてしまうことが分かります。今回の実験ではベンチマークアプリのローテーションをしたために、負荷具合(発熱具合)の異なる各ベンチマークアプリの発熱が影響しあい、具体的にはどのようにパフォーマンスが低下していくのかが分からなかったため次回(つまり製品購入後)改めて、今度は同じベンチマークアプリを回し続けて検証したいと思います。というか、なんでローテーションなんて方法をとってしまったんでしょう。各アプリ3連続だと、それぞれのベンチマークを3回実行したあと冷却と充電をするのが面倒だし時間もあまり無かったからですかね。徹夜続きでの思考力なんてそんなもんです。ちなみにこのレビューも睡眠時間を削りながら実験レポートと並行して書いてます。なんて学習能力のない…

 

結論:がっつりゲームするならファンは必ず使用すること。これは必須です。で、発熱に見合う性能はあるか、という点ですが、ベンチマークアプリのように常にフルスペックを要求するゲームならともかく瞬間的に負荷がかかるゲームであればXモードをオンにしたほうが良いと言えそうです。普通のゲームで、瞬間的に高い負荷がかかることはあっても常に2.96GHzでぶん回すなんてことはないと思うので。

もし、そんなゲームがあり発熱が気になるようでしたらオプションでクロック周波数を変えられるので定格である2.8GHzにすれば冷却も十分追いつきパフォーマンスを損なうことなく安定してプレイできるはずです。定格なら他のスマホでいいじゃんと思うかもしれませんが、他のスマホにここまでの冷却性能はないので。

徹夜はよくない。

 

ベンチマークだけでは測れないゲーミング性能

さて、先の結果でベンチマークは良好なことがお分かりいただけたと思います。正直、定格駆動でも十分ですね。

ですが、ベンチマークだけでは測れないのがゲーミング性能。実際、ベンチマークスコアの上ではiPhoneXに勝るZenFone5zがiPhone6sPlusにすら周回速度で負けるなんてこともありました。

 

 

また、単なる周回速度だけでなく画面の美しさ、あるいは大画面に映して楽しめるか、FPSゲームなら(私はやらないので分かりませんが)ラグの少なさや正確な操作が出来るかも気になるところではないでしょうか。

快適なゲーム体験を支えるROG Phoneのゲーミング性能について詳しくレビューしたいと思います。



AirTrigger:チート級の便利さ

 

ROG Phoneはそこらのゲーミングスマートフォンとは一線を画すゲーミング性能を誇りますが、その一つがこのAirTriggerです。要するにこれは実体のないLRボタンです。側面にある超音波センサに指を置くとそこがLRボタンに早変わりという代物で、この仮想LRボタンを画面のタッチ操作に割り当てることが可能です。

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この彫模様みたいなのが超音波センサーである。



勘の良い人、FPSユーザーならこの便利さがお分かりいただけると思いますが、これにより画面の任意の場所をタッチすることなく操作することが可能なのです。しかも、このタッチ位置は一括ではなくアプリごとにカスタマイズ(&記憶)が可能というチートっぷりです。なお、ASUSはこれによりBANされても一切の責任を負いませんとのことですので使用は自己責任でお願いします。

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AirTriggerをオンにした様子。もちろんこのタッチ位置は画面の好きなところに動かすことが可能。しかもアプリによってその位置を記憶してくれるので複数のゲームでAirTriggerを使い分けることができるという。

また、話は逸れますが、この「任意の画面をタッチする」チート機能はキーボードを接続することでをさらに進化させることが可能です。超音波センサを用いた仮想LRボタンが最大2箇所までしか操作できないのに対してキーボードの方はご覧の通りという…チート級じゃなく完全にチートな便利さです。(キーボードを使用するので手持ちじゃなくなってしまうため一概には比較できませんが...)

ちなみに、ASUS Store Akasakaでのプロモーションイベントで初めてこの機能を見たときあまりのチートっぷりに笑ってしまいました。まさにゲームチェンジャーです。なお、繰り返しになりますがこの機能は自己責任でお願いします。

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これは完全にチートですね。ちなみに、キーマッピング機能は基本的にサードパーティのものは対応しないとのことでした。画像はYoutubeの公式配信より(https://youtu.be/3vnQN1zo8Lo?t=3238

 



 

GPSに特に変化はなく良好

今年発売されたZenFone5と特に差が見られなかったです。Ingress/PokemonGoについては自宅で軽く試してみましたが、こちらも問題なし。話がそれますが、ROG PhoneはARCoreに対応しているので、ZenFoneAR同様AR+モードでPokemonGOをプレイできます。さらに話が脱線しますが、自分の環境下だと90Hzにした時カーブボールの挙動がおかしくなるので、設定でPokemonGOだけは60Hzに固定した方が良さげです。こういう特定のゲームだけクロックやリフレッシュレートを変えられるのは良いですね。

 

UFS2.1の実力は?

ストレージはUFS2.1となります。これは現在Androidに搭載されているものの中では最速の規格と言われています。

ストレージが速いと例えばアルバムを開いた時の写真の読み込みや内部にデータを格納しているアプリの動作が速くなるらしいです。



ということで、早速ストレージ性能を測定してみました。なお、こちらはサンプル版となっており(容量も128GBと下位モデルのものですし)日本に投入される製品(512GBモデル)とは異なりますのであくまで参考程度に留めてください。

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また、ストレージの性能に大きく影響を受けると言われているFGOで速度を試してみました。

なぜ、iOSに比べて圧倒的にAndroidの方がFGOが遅いのか分かりませんが、ストレージの性能差だけではないと思いますし何の参考になるかは分かりませんが…

とりあえず、動画を貼る前に結論だけ言うとやっぱり周回速度はiPhoneに勝てませんでした。 iPhone6sPlusにすら及ばないとなるとこれはスペック差では埋められないOSの問題と言えそうです。

とりあえずFGOを快適にプレイしたい方は中古のiPhone7で幸せになれると思います。はい。

 



他にもメモ帳アプリGoogle Keepの起動速度も測定してみました。

こちらはiPhoneに比べて圧倒的にAndroidの方が速いですね。Google謹製だからでしょうか。

 

 

 

と、いうことでストレージ性能そのものは優れていると言えそうですが、それとアプリそのものの読み込みは必ずしもイコールで結べるわけではないですね。性能が良いにこしたことはないですが。

 

SDカードは差せないのにHDDを繋ぐことはできる面白さ。

イヤフォンジャックだけでなくサイドマウントコネクタまで搭載してスペースに余裕がなくなったせいか、ROGPhoneにはMicroSDカードスロットがありません。ですが、TypeCドックやオプションパーツを使うことでMicroSDカードはもちろんHDDを繋ぐことが出来ます。なんじゃそりゃって感じですね。ちなみにHDDとSDカードを同時に認識することも可能です。今回ASUSさんからレンタルされたのが、このプロフェッショナルドックだったのでPCモードは試すことが出来ませんでしたが、スマホとして使う分にはHDDもSDも挙動は全く同じでした。あと特筆すべきことと言えば、Nikonの拡張子であるNEFファイルも普通に読み込めました。このままLightroomCCで開けたら面白かったのですが、残念ながら直接編集は出来ず、一旦内部に移してからというワンクッションが必要でした。

まあ、そもそもROGPhone自体が(これを書いている時点ではどうなるか分かりませんが)512GBと大容量なため内蔵SDなんて必要ない気がしますし、こいつを圧迫するほどガンガン容量食う使い方をする人ならMicroSDカードよりもはるかに大容量なHDDの方が向いている気がするのでどっちにしろMicroSDを内蔵する必要はなさそうですが。

 

インターネット速度について

残念ながら格安SIMユーザーのため、回線が足を引っ張り、正しいモバイルデータ通信速度を測定することは出来ませんが、Wi-Fi回線になら自信があるため測定してみました。

 

使用回線: Nuro光

使用ルーター(ONU):Huawei HG8045Q

 

残念ながら、NURO光ONUルータールーター機能を切ることが出来ないので、普段は自前のルーターを存分に活かせないことを承知で二重ルーター&APモードでASUSルーターを3台運用していますが、今回は極力ボトルネックやロスを排除したかったので一番上流にあるHuaweiのモデムを使って計測を行いました)

 

5GHz帯について

下りの最高が483Mbpsで上りが544Mbpsなので普通に爆速ですね。掴みもいいですし文句ないです。

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無線でこれは文句なしの速さ。回線速度を活かせる性能。



 

 

イーサネット接続について

 

まず、自宅の回線の最大速度が(CAT5eのLANケーブルを使用している関係上)1Gbps(≒1000Mbps)なのでそれを超えることがないということをご留意ください。

その上でこのスコアです。下り961Mbpsの上り911Mbpsという、ほぼ理論値。

これならFGOの一括ダウンロードも爆速なのでは?と喜び勇んで挑戦したのですが、鯖負荷防止のためか対して変わらず…残念です。と、いうかデスクトップパソコンだって(回線のせいで)なかなかお目にかかれない速度なので、1Gigabit対応は完全にオーバースペックかもしれませんね。

 

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回線の上限が1000Mbpsの中ほぼ理論値をただき出すROG Phone。まさに最強ゲーミングスマートフォンである。



 

ちなみに、ROG Phoneには底面と側面にそれぞれTypeCポートが存在しますが、1Gigabitイーサネットに対応しているのは側面のみで、底面のTypeCポートに繋いでもWi-Fi以下の188Mbpsの231Mbpsと繋ぐ価値がありません。以上です。

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ROG Phoneの底面ポートは基本的にサイドマウントコネクタに劣る。



画面について:

ファーストインプレッションを書いた際に散々褒めちぎりましたが、ROG Phoneの画面はどのZenFoneよりも美しいです。とりあえず、有機ELのZenFone3Deluxe,ZenFoneAR、そして液晶のZenFone4と比較してみました。

暗所だとよくわからないですが、明所でZenFoneARと比べると「本物の黒」がよく分かりますね。また、画面も明るく発色も綺麗です。

HDRコンテンツの比較もしたかったのですが、ROGPhoneにサンプル動画がなく自前の動画もHDR規格では無かったため断念しました。

写真は左から右にZenFone5(液晶)、ROG Phone(有機)、ZenFoneAR(有機)、ZenFone4(液晶)、ZenFone3Deluxe(有機)となります。

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写真は左から右にZenFone5(液晶)、ROG Phone(有機)、ZenFoneAR(有機)、ZenFone4(液晶)、ZenFone3Deluxe(有機)となる。黒と「黒さ」と発色に注目していただきたい。

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ROG Phone(左)とZenFoneAR(右)の比較。同じ有機でもここまで黒の発色が違うのかと驚いた。(画面の黒い点はレンズに付着した埃です。見苦しい写真となってしまい申し訳ございません)
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写真は左から右にZenFone5(液晶)、ROG Phone(有機)、ZenFoneAR(有機)、ZenFone4(液晶)、ZenFone3Deluxe(有機)となる。好みはさておき発色の違いがはっきりと現れている。

 

普段使いについて

 

ROGPhoneはゲーミングスマートフォンですが、もちろんゲームだけでなくスマートフォンとしてもばっちり使うことが出来ます。ここからは、ゲーミングスマホではなく、普通のスマホとしてレビューしたいと思います

 

顔認証は指紋センサを不要にした

ちょっとオーバーな表現かもしれませんが、これが正直な感想です。もちろん、マスク着用時や暗所では顔認証できないので指紋センサはもちろん必要なのですが普段普通に使う分には、指紋センサのお世話になることがありません。また、ZenFone5よりも圧倒的に高速で本当に顔を判別してるのか不安になるほどです。

 

 

急速充電について

専用の充電器を使えばカタログ上では35分で60%の急速充電ができると言われているROGPhoneですが実際のところどのくらい早く充電できるのでしょうか。

とりあえず30%の状態で急速充電してみたところ30分で78%、つまり48%の充電が、37分で84%(54%の充電)とまあ、カタログと大きく差のない充電速度となりました。多分、機内モードにして充電したらもっと速く充電できると思います。

ちなみに8.3Vで1.5Aの約12W充電でした。

 こちら、一旦充電速度の計測を終え84%になった時に電流チェッカーを挿して計測したものなので、よく考えたら急速充電そのものの速度ではありませんでした。徹夜よくない。

今回の充電速度測定時の記録ではありませんが、9.04Vで1.82A, 8.7V1.94Aといった18W充電もしていたので、バッテリーが80%くらいまで充電されると緩やかになるのだと思います。ROG Phone発売後(23日以降)改めて検証します。

(2018年11月17日16時追記)

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付属の充電器で充電した時の充電速度



カメラの性能について

基本的にはZenFone5と変わらないです。(2018年11月19日追記:メインカメラの口径がF1.8からF1.7へと明るくなっていましたが、外に持ち出せずあまり写真を撮り比べていなかったので体感できませんでした)

ただ、シャッターを切ってから再撮影するまでの速さやポートレートモード時のレスポンスは良くなりました。あと、ウォーターマークが「ZenFone5 AI CAMERA」から「ROGロゴ付きのREPUBLIC OF GAMERS」に変わりました。

 

AirTriggersはゲーム以外でも便利

ROG Phoneのウリの一つが、超音波センサーを用いたAirTriggers機能です。が、せっかく搭載した超音波センサーを特定のゲームのためだけにしか使わないのはもったいない。そういえば、HTCのエッジセンスやその流れを組むGoogleのPixel3を始めとして各社画面端を使って特定の機能を呼び出すのが流行りつつありますよね?XperiaXZ3のサイドセンス機能とかもその流行りに乗ったものと言えそうです。そういう流れを受けてかは知りませんが、ASUSも似たような機能をAirTriggersに割り当てました。

つまり、ホーム画面でぐっと短く握ったりぎゅっと長く握ったりすると動作モードが変わったり特定のアプリが起動したりするわけです。これはもちろん自分でカスタマイズ可能で、僕は短握りでGoogleアシスタントの起動、長握りでXモードへの切り替え、画面ロック時の短握りでGooglePay、長握りで(ROGロゴを光らせるために)GameCenterの起動を割り当てました。

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AirTriggerによるXモードへの切り替えも可能

 

結論:ROGPhoneは普段使いもできるスマホである。

ROG Phoneはゲーミングスマートフォンでありますが、別にゲーム専用機ではありません。ちゃんと普段使いできるということがおわかりいただけだでしょうか。ゲーミングPCがゲーム以外にも使えるのと同じで、むしろ普通のスマホよりダイア容量でかつ高性能なので安心かもしれません。



いかがだったでしょうか。正直、熱意しかお伝えできなかった気がしますが、ROG Phoneの魅力が発信出来ていたでしょうか。

繰り返しになりますが、このROG Phone最大の強みは、カタログスペックではなく、その思想設計にあります。
単にクロックアップし冷却性能を強化しただけでは次世代機に簡単にその座を奪われてしまいますが、ベンチマークのためでなくゲーマーのために一から設計されたROG PhoneにはROG DNAとでも呼ぶべき、そう簡単に色褪せることのない魅力があります。

そこらの、ただ最新のSoCを使い冷却効率を上げただけの雑なゲーミングスマートフォンとはそこが違います。だからこそ、私はROG Phoneに惚れたのです。例えベンチマークスコアがiPhoneXsやiPadProにボロ負けだとしてもROG Phoneにはそれに勝るロマンがあるので、予約してしまいました(この記事を書いている時点では発表すらされていないので実際に予約出来たかは分かりませんが)

税込み12万9060円です!しかもLINEで友達登録してクーポンを適用すると116154円!!安い!!!ASUSさん今回ものすごく頑張りました。攻めすぎです。本社から怒られないでしょうか。ただでさえ、上位モデルであるストレージ512GBのみ発売なのに。すごいです。ほんとこれでおま国とか言わせないですね。やばい。

と。いうことでROG Phoneが楽しみです。

2018年11月17日1:00追記: ROG PhoneをASUS Store Akasakaで予約してきました。最後になりますが、ASUS Japanさん。今回は本当にありがとうございました。 #ProjectROG 最高でした。 

また、最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。正直ここまでアクセスが伸びるとは思っていなかったので、こんなダラダラとROG Phoneへの愛を語るレビューではなくもっと真面目にそれっぽいことを書けばよかったなぁ、CSSを勉強してスマホでも崩れないデザインにすればよかったなぁと後悔がいっぱいです。

ROG PhoneとRazer Phone2 買うならどっち?

ゲーミングスマホRazer Phone2発表!

言わずと知れたゲーミングブランドのRazerがRazerPhoneの後継機、Razer Phone2を発表しました。

また、ASUS Japanも日本国内向けにROG Phoneを正式発表いたしました。ROG Phoneの先行レビューはこちらをご覧ください!

ma2motty.hatenadiary.jp

 

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RazerPhone2 画像は公式(https://www.razer.com/mobile/razer-phone-2)より



Razer Phoneと言えば今まさに競争が激化している「ゲーミングスマートフォン」の火付け役となった存在でまさに元祖ゲーミングスマホと言える存在です。(Xperia Play?いえ、知らない子ですね…)

 

RazerPhone2のスペックについて

ROG PhoneとRazerPhone2の比較をする前に、まずはRazer Phone2のスペックについて確認したいと思います。

光る!これぞゲーミングスマホ!待望のChromaLED

さて、このRazer Phone2、最大の特徴は光ることでしょう!え?だってSnapdragon845でRAM8GBなんてのは2018年のゲーミングスマホとしては当たり前ですし、120Hz駆動のIGZO液晶ディスプレイはRazer Phoneでも採用されていたので驚きもありません。

やはり、ゲーミングを名乗るなら光らなきゃ駄目です。その点に関して言えばRazer Phone2で初めて「ゲーミング」スマホになったと言えるかもしれません。

まあ、冗談はさておき「光る」というのはRazer Phone2のアピールポイントの1つであります。Razerお馴染みのChroma LEDで背面ロゴを自在に光らせることが可能です。実用面といたしましても通知用のランプとして使えるので「ゲーマーは無駄に光らせたがる」と揶揄されることもないでしょう。

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ゲーミングを名乗るなら光らなきゃダメです。画像は公式(https://www.razer.com/mobile/razer-phone-2)より



 

防水対応!

さらに、前作との違いといたしまして防水対応が挙げられます。IP67なので、「細かい塵も内部に侵入させず防水機能としては1mの水に30分間浸けても大丈夫」という規格になります。

 

ゲーミングディスプレイ並の液晶

RazerPhone2は真の120Hzのスクリーンを備えた唯一のスマートフォンとのこと。リフレッシュレートが120Hzなだけでなくタッチサンプリングも120Hzだそうです。

また、画面の明るさも改善され380nitsから580nitsとなりました。

 

Project Lindaへの対応は?

前作Razer PhoneはProject Lindaというドッキングデバイスに対応してました。(Project Lindaのほうが後発ですので、LindaがRazer Phoneに対応しているというのが正しいですが)

これは、ノートPC型のタッチパッドにあたる部分にRazer PhoneをドッキングさせてRazerPhoneの画面をLindaのモニターへ映しRazerPhone自身はタッチパネルもしくはセカンダリディスプレイとして活用するという面白い製品です。

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画像は公式(https://www.razer.com/projectlinda)より


RazerPhone2が今回これに対応するのかは分かりませんが、スペックシートを比較した限り形や寸法そのものがそこまで大きく変わっていない(横幅が1.3mm、厚さが0.5mm増しただけ)ですし、そもそもProject Lindaがコンセプトモデルでまだ発売されていないこともあり十分対応の余地はありそうです。

 

ROG Phone vs Razer Phone2:スペック比較!ROG Phoneの勝ちでは…?

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RazerPhone2は後発なので、どうせならSnapdragon855(Snapdragon8150?)の発表を待ってそれを搭載すればよかったのに…という気がします。ゲーミングスマホとして戦うにしては特にパッとしない(もちろん最上位の世界ではという話です)スペックです。が、まあROG Phoneと項目ごとに比較しここが勝ってる勝ってないとジャッジしたいと思います。

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ROGPhoneとRazerPhone2のスペック比較表ver1.0  今後差し替える可能性があります。

自前のスペック表は取り急ぎ作ったものです。今後情報が入り次第更新する可能性があります。

また、RazerPhone2に関してはまだ分かっていないことが多いため抜けや不正確な部分がありますので参考程度にご覧ください。あくまで個人用に作ったためその内容の一切を保証しません。

 

SoC比較:オーバークロックしたROG Phoneの勝ち

RazerPhone2のSnapdragon845は定格駆動です。対してROG PhoneはSnapdragon845を2.8GHzから2.96GHzまでオーバークロックしています。Razerもそれがわかっているのか、GeekBenchのマルチコア比較にROG Phoneを出しませんでした。(同じASUSのZenFone5zは比較対象にあげてましたが)

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Twitch

 

ちなみに、このGeekBench4のマルチコアスコアRazerのグラフではRazerPhoneが9000~9100点となっていますが、ASUSのROG Phoneは9500点となっています。

asus ASUS_Z01QD - Geekbench Browser

(2018年12月28日追記:予測変換のせいでSnapdragon845とすべきところをSnapdragon855と書いてしまいました。誰にも突っ込まれなかったのでセーフ…ではないですね。すいません)

 

ディスプレイ:90Hz有機ELvs120Hz液晶

ここは意見が分かれるところだと思います。

RazerPhone2は5.7インチのIGZO液晶でリフレッシュレートもタッチサンプリングも120Hzとなっています。また、明るさの方は580nitsでHDRにも対応しています。

対するROG Phoneは、6インチAMOLED(有機EL)ディスプレイで、リフレッシュレートは90Hzで応答速度は1msです。タッチサンプリングは分かりませんが、HDRディスプレイと有機ならではの色域の広さを謳っておりDCIP3カバー率は108.6%となっています。明るさはRazerPhone2にやや劣る550nitsとなっていますが、十分に明るいと言えそうです。

さて、このリフレッシュレートですが、現在の主流は60Hzとなっており90Hzや120Hzに対応するアプリはまだそんなに多くありません。今後、対応コンテンツが増えてきたらその恩恵を十分に与ることができそうですね。

 

防水性能:RazerPhone2の勝ち

RazerPhone2はIP67の防塵防水性能を備えます。対するROG Phoneは...前回の記事でも書いた通り防水性能がいまいちはっきりしません。

 

ma2motty.hatenadiary.jp

 

ASUS JAPANの公開した動画ではIPX5/7の防水性能らしいのですが、ASUSはROG Phoneの防水性能をアピールしておらず、ホームページの写真が差し替わったりもしました。そのためどの程度の防水性能があるのかわからない、またもし仮にIPX7の防水性能を持っていたとしてもRazerPhone2と同等もしくはIP6の防塵性能がある分RazerPhone2の方に分があるのではないでしょうか。

 (2018年10月17日1:40追記:少なくともROG PhoneグローバルモデルはIPX4防水ということが判明しました。)

(2018年11月19日追記:日本モデルも同じようにIPX4でした)

充電:QC4.0+vsQC4.0&ASUS HyperCharge

バッテリー容量は共に4000mAhとなります。

RazerPhoneはQualcommのQuickCharge 4.0+に、ROG PhoneはQuickCharge 4.0及びASUS独自の充電規格ASUS HyperChargeにそれぞれ対応しています。QuickCharge 4.0+とQuickCharge 4.0の違いについて詳しくはないのですが、QuickCharge 4.0+のほうがQuickCharge 4.0よりも15%早くかつ発熱を抑えて充電可能だそうです。

ケータイWatch「ケータイ用語の基礎知識 第812回:Quick Charge 4/Quick Charge 4+とは」参照)

k-tai.watch.impress.co.jp

 

実際の充電速度は、RazerPhone2が1%から50%に充電するのに30分

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Twitch

 

対するROG Phoneが(ASUS HyperChargeを用いての結果だと思いますが)0%から60%まで充電するのに35分と謳っています。

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画像はUS版ROG Phoneの製品紹介(https://www.asus.com/us/Phone/ROG-Phone/)より

 

また、ROG PhoneはASUS HyperChargeを使うことで発熱を抑えることが可能としています。

一見、ROGPhoneのほうが有利に見えますがHyperChargeを用いずに充電した場合はQC4.0+であるRazerPhone2の方に分がありそうです。

充電規格の汎用性という点に関してはRazerPhone2のほうが有利です。

ASUS HyperChargeは専用の充電器を用いなければならないのに対して、RazerPhone2のQC4.0+はUSB PDだけでなくQC3.0やQC2.0とも互換性を持っているためQC対応の充電器を使えば、そのQCのバージョンに応じた充電速度で充電が可能です。

ROGPhoneのQC4.0はUSB PD対応のためにQC3.0、QC2.0との互換性を切っているらしいです。そのためQC4.0対応器以外で急速充電をしたければUSB PD対応製品を使うしかないようです。

ケータイWatch「ケータイ用語の基礎知識 第812回:Quick Charge 4/Quick Charge 4+とは」参照)

k-tai.watch.impress.co.jp

 

また、QCだけでなくRazerPhone2はワイヤレス充電にも対応しているため汎用性に優れます。まあ、ワイヤレス充電には有線に比べて遅いだけでなく発熱というデメリットがあるのであまり好んで使おうとは思いませんが。

 

と、言うことでASUS独自規格が用意できる環境であればROG Phoneが有利、そうでなければRazerPhone2のほうが良いという話でした。

 

まあ、私にとって、ASUSの充電規格に振り回されるのは慣れっこなので別にいいのですが…結局QC3.0対応のモバイルバッテリーはZenFone5にしか活かされなかたなぁ(発表当時QC3.0にも対応するとされたZenFone3Deluxeだったが、後のアップデートでQC3.0が潰されASUS独自規格のBoostMasterでしか急速充電ができなくなり、発売前に喜び勇んで買ったモバイルバッテリーが無駄になったという苦い思い出があります。また、その後に出たZenFone4もやはりQCには対応しておらず、2018年に出たZenFone5でようやくQC対応を果たしました)




拡張性:ROG Phoneの勝ち

ここで言う拡張性は結構広い意味を持ちます。

まず、イヤフォンジャックですがRazerPhone2にはなくROGPhoneにはあります。

次にSDカードですが、RazerPhone2は1TBまでのMicroSDカードをサポートします。対するROG Phoneは拡張パーツであるTwinView DockがSDXC UHS-Iをサポートするため規格の上では2TBまで対応しています。本体ではなく拡張パーツにSDを挿した場合、どのような扱いになるのかわからないため、一概にROG Phoneに分があるとは言えません。また、普段使いの観点から言えばRazerPhone2のほうが便利と言えます。

また、これは蛇足ですがROG Phoneの内蔵ストレージがUFS2.1の128GBもしくは512GBなのに対しRazerPhone2はUFSの64GB(上位モデルであるサテンブラックでは128GB?)となっています。64GBというのももちろん気になりますが、UFS2.1と明言されていないのが気になります。昔、SamsungHuaweiがUFS2.0か2.1かで大騒ぎになったことがありますが、それを彷彿とさせますね。一部製品だけUFS2.1で大半がUFS2.0という混在状態なのか、それともUFS2.0のみなのか、はたまた2.1と書き忘れただけなのか…気になります。

話がそれてしまいましたが拡張性の話に戻したいと思います。さて、前作RazerPhoneではProject Lindaに対応していましたが、現時点ではRazerPhone2が対応しているか分かりません(そもそもProject Lindaが発売されていませんが)対するROG PhoneはPCライクに使えるという点でMobile Desktop Dockを、2画面使えるという点ではTwinView Dockという拡張パーツがあります。スマートフォンという枠に縛られない拡張性という点では明らかにROG Phoneが勝っています。また、わざわざ拡張パーツを着けなくてもL/Rボタンに相当するエアートリガーがあるという点でもROG Phoneが有利です。

 

総評:やはりROG Phoneの勝ち

以上の理由から私はRazerPhone2ではなくROG Phoneを選びたいと思いました。まあ、そもそもRazerPhone2が日本で販売されるかわからないため、比べる意味があったのか怪しいですが...ご存知かも知れませんが、技適のないスマホを国内で使用するのは観光客でもない限り違法とされてているのでご注意ください。米国での価格がRazerPhone2が799$ROG Phoneの128GBが(10月18日に正式発表ですが)899$だそうです。